脚本家の坂元裕二氏が、きょう4日に放送されるフジテレビのバラエティ番組『石橋、薪を焚べる』(24:40~)に出演。ドキュメンタリー以外のテレビ番組に出演するのは、今回が初めてとなる。

  • 坂元裕二氏=フジテレビ提供

87年、「第1回フジテレビヤングシナリオ大賞」を19歳の若さで受賞した坂元氏。91年には『東京ラブストーリー』(フジ)が大ヒットして一躍脚光を浴びると、その後もトレンディドラマだけでなく、『Mother』(10年、日本テレビ)、『それでも、生きてゆく』(11年、フジ)、『カルテット』(17年、TBS)など、多岐にわたる脚本を手がけ、常に視聴者を魅了し続けている。

石橋貴明とのはじめての出会いは、坂元氏がヤングシナリオ大賞を受賞した直後のこと。今回が33年ぶりの再会だ。

高校卒業後、就職も進学もせず、フリーターだったが、18歳の少年が毎週楽しみにしていたのが、深夜ラジオ『とんねるずのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)。とんねるずが大好きだった坂元氏が翌年、「第1回フジテレビヤングシナリオ大賞」に応募したきっかけとは。

19歳で脚本家の仲間入りをはたして上京。ある日、当時のフジテレビのドラマ制作スタッフに、六本木の店に誘われた。するとそこに、石橋が現れた。それは本当に短い時間だったという。

脚本家デビュー後、4年後には『東京ラブストーリー』が大ヒット。「すごろくでいうところの上がりじゃないの?」と石橋は言うが、坂元氏にはその実感は全くなかったと言う。脚本家を仕事として生きていくかどうかにも疑問を持ち、一度は書くことも辞めていた。「そんな人生ある?」と石橋が驚く、坂元氏が再び書くことを決意したきっかけとは。

石橋からの「発想ってどこから生まれてくるの?」という気になる質問には意外な答えが。そして脚本を書き続けるために坂元が普段心がけていることや、執筆中の生活についても語る。

「脚本家は基本的に、つらいんです」と言う坂元氏。そんな坂元が“楽しい”と感じる瞬間を語ると、そこにも脚本家ならではの発想があった。

  • 坂元裕二氏(左)と石橋貴明=同

収録を終えた坂本氏は「NHKのドキュメンタリー『プロフェッショナル 仕事の流儀』(18年)以外でテレビに出るのは実ははじめてなんです。でもここで断ったらお礼も言えないですし。あまり何も考えずに今回の出演の依頼を受けました」とコメント。

石橋との33年ぶりの再会については、「脚本家としてのお話があまりできなくて申し訳ないと反省しています。石橋さんが場の雰囲気を作ってくださったので、緊張はしなかったですね。あの当時、六本木で会ったことも、本当に深夜に30分ほどの時間で、覚えていてくださっていたことには驚きました」と話す。

そして、「僕もキャンプは好きで、よくやります。キャンプ場で焚き火をして飲むお酒やご飯は絶対においしいと思っているので、まだやったことのない人にはおすすめします。焚き火があると親しい空気が流れるし、気持ちよく話ができますね」と見どころを語った。

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