アルプス システム インテグレーションは8月3日、テレワークの課題をテーマとした実態調査の結果を発表した。調査期間は2020年7月1~4日、調査対象は直近3カ月以内に1カ月以上テレワークを実施した営業・総務・人事・開発などの担当者(20~59歳)、有効回答は1,113人。
テレワーク、6割超が「業務が増えた」
テレワークで増えた業務はあるか聞くと、60.6%が「業務が増えた」と回答。具体的には、「報告業務」「データ検索業務」「申請業務」の3つが挙げられた。また、テレワークでデータを探す際に困ったことがある人は55.9%に上った。
テレワーク開始前の問い合わせ解決方法を尋ねると、57.2%が「同部署のメンバーに口頭で相談」と回答。この他、「ヘルプデスクに電話・直接聞きに行く」「違う部署でも聞きやすい人に口頭で相談」なども目立った。
テレワーク開始後の問い合わせ解決方法については、「電話やチャットなどで相談」が69%、「同部署のメンバーにメールで相談」が31%との結果に。また、「同じ部署メンバーに電話で相談」「ヘルプデスクにメール・電話」「分かる人にチャットで相談」といった声も多かった。
この他、同調査によると、テレワークにより対面でのコミュニケーションが減少したことで、「人に直接確認することができず、不便を感じた」(37.6%)、「報告業務が増えた」(39.9%)、「リモート会議で相手の反応が分からない場面があった」(33.6%)など業務効率に課題を感じる一方、「通勤時間が無くなり自由な時間が増えた」(72.8%)、「化粧など出社準備をしなくてよくなった」(42.2%)など好意的な意見もみられたという。