お笑いコンビのかが屋が、きょう1日からHuluで配信される日本テレビ制作のドラマ『恋、ランドリー。』(毎週土曜19:00配信、全8話)で、初のドラマ脚本に挑戦した。
深夜のコインランドリーを舞台に男3人が切ない恋を語るこのドラマに、かが屋は人気の2.5次元俳優・荒牧慶彦とともに出演もしているが、コント師として実力を発揮する彼らは、未経験のドラマ脚本の執筆にどう挑んだのか――。
■コントでは台本を書けない
「僕は文字を起こすのが全くダメで、パソコンにワープロのソフト入れたところで終わってましたから、ほぼ任せまして…」という加賀翔から振られた賀屋壮也は「普段のコントも台本はほとんどないんです。単独ライブとか、ネタのきっかけがちゃんと必要な時じゃないと、台本を書かないというか、書けないんです」と告白。
今回は、“ドラマ”ということで、「脚本が一番大事なので、そこはめちゃくちゃ大変でした」と本音を吐露しながら、「監督の橋本(和明)さんとかと自粛期間中も週1回ずっと打ち合わせしてもらったんですけど、『好きに書いてくれればいいよ』と言ってくださって、毎回褒めてくれるんですよ。だから、ノビノビやらせてもらいました」と振り返る。
そんな執筆作業を通して、「スタッフの皆さんにいろいろ相談させてもらったので、本当に皆さんのおかげでやっとこの台本ができたという感じです。だから、製本になったものを見たときは、ちょっと涙出そうになるくらい感動しました」と充実の表情だ。
■初めてでこんなに面白い脚本を…
この脚本に、荒牧慶彦が「すごい面白くて、本当に初脚本だと思えないくらいでした。セリフを覚えながら笑ってましたから」と絶賛すると、賀屋は「うれしい! めちゃくちゃうれしいですね!」と感激。
バカリズムやシソンヌのじろうなど、ドラマ脚本へ本格的に進出する芸人の先駆者もいるが、「今回は本当にご縁があってのことなので、もし次もご縁があるのなら、ぜひぜひ一生懸命やらせていただこうと思います」と、謙虚に意欲を示した。
すると、荒牧は「完全にいち視聴者目線ですけど、とんでもない化け物になると思います。初めてでこんなに面白い脚本を書くなんて」と、あらためて絶賛。賀屋は「荒牧さぁーん!」と、今にも抱きつきそうな勢いで喜びながら、「この3人で演じてみて、空気感がやっと分かってきた部分もあるので、まだ続くのならどんな風になるんだろうという妄想もちょっとしてますね」と、早くも『恋、ランドリー。』の続編に期待を寄せていた。