産後ケアとは産後のママの心と体の回復をサポートしてもらい、赤ちゃんとともにケアを受けられるサービスです。台湾で出産した友人から「坐月子(ズオ ユエズ)施設」と呼ばれる産後に母子がゆっくり静養できる夢のような場所の話をきいて、うらやましく思っていましたが、日本でも産後ケアのサービスを提供してくれるところが増えてきたようです。40代での出産だったので体の回復が心配だったのと、母は父の定年を機に東京から地方へ移住してしまい、なかなかお手伝いしてもらえない状況だったので2箇所で産後ケアを利用してみました。
まずはじめは出産した病院で。産後ケアのオプションがあり、退院予定日からさらに1週間病院に滞在し、母体や子どものケアや育児相談ができました。産後ケア用の部屋はドラマの中で政治家が入院するような重厚な家具とソファがあり、とにかく広かった。ユニットバスとちいさなキッチンも完備。夫も一緒に泊まることができるので、数日一緒に過ごしました。おむつやお風呂の入れ方も夫婦で教えてもらえたのはよかったです。出産した病院ではベビーバスを使わないアウトバス沐浴を推奨していました。バスマットの上で赤ちゃんを濡らし泡タイプのソープで体を洗い、シャワーで洗い流すやり方です。助産師さんからやり方を習い、2人で恐る恐る試しました。まだ首も据わっていない赤ちゃんを沐浴させるのは緊張の連続。気をつける点、やりやすい方法を直接教えてもらい勉強になりました。夫もはじめてベビと24時間一緒にいて、深夜のおむつ替えや授乳間隔などを近くで見ていて、これからはじまる家でのお世話の心構えができたように思います。夫も眠い目をこすりながら、おむつ替えをしていました。