ドワンゴは、動画配信サービス「niconico」の新たなバージョン名を「(Re)」(あーるいー)に決定。8月9日から開催される「ニコニコネット超会議2020夏」(既報)の開幕にあわせ、niconicoのサイトに反映される。
約2年ぶりのバージョン変更となる今回、初代の「ニコニコ動画(仮)」から数えて17番目となる新バージョンの名称を、「リメイク」をテーマに初めてユーザーから募集し、投票で決定。(Re)には、「ニコニコを、誰もがわくわくどきどきできる、今の時代にあった遊び場へリメイクする」という意味が込められている。
現バージョンの「(く)」(クレッシェンド)のテーマであった「改善」は継続しながら、ユーザーが「わくわくどきどき」できる、今の時代にあったニコニコにリメイクしていくため、運営は様々な取り組みを新たに行なうとしている。
【投票結果】
- 1位：Re(あーるいー) 4,221票 (得票率45.8%)
- 2位：◯(まる) 2,097票 (得票率22.7%)
- 3位：在宅(りもーと) 1,822票 (得票率19.8%)
- 4位：春(はる) 1,083票 (得票率11.7%)
また、バージョン名の役割については、従来は新機能や新デザインリリースなどのタイミングで変更してきたが、今後は「ニコニコが目指す未来を表現する『年号』のような役割」に変更。「これから先はバージョン名が変わっても、目に見える大きな変化は無いかもしれないが、後から振り返ったときにその時代のニコニコの姿を象徴するような存在にしたい」としている。
いいね! や生放送の“二次会”など、6つの新機能を追加
新バージョン名のサイト反映に先立ち、7月27日にPC版niconicoの総合マイページ/ユーザーページのデザインをリニューアルし、機能強化を図った。また、いいね! や生放送の“二次会”をはじめとする、6つの新機能を追加している。
8月9日から「リメイク」バージョンの本格始動とし、継続的に新機能の追加や改善を行う。詳細は毎週放送の「週刊ニコニコインフォ」で随時発表する予定。
7月27日より提供開始した6つの新機能
- いいね! 機能
- かんたんコメント機能
- 投稿者アナリティクス
- 【生放送】二次会機能
- 【生放送】部屋の統合
- 【生放送】AIによるコメントフィルタリング
いいね! 機能
投稿動画に1人1回「いいね!」ができる。また動画投稿者は、「いいね!」をしたユーザーに対し、設定した「お礼メッセージ」を送れる。
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いいね! 機能のイメージ
かんたんコメント機能
ワンタップ(ワンクリック)でコメント入力ができる。通常のコメント入力よりも手軽になり、ニコニコに不慣れなユーザーでもコメント機能を楽しめるという。
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かんたんコメント機能の概要
投稿者アナリティクス
投稿動画の詳細な分析が行える、動画投稿者向けの機能。視聴ユーザーの年齢・性別といった基本情報のほか、「他に見ている動画」や「どこから流入してきたか」を確認できる。「コメント分布」で動画内で一番コメントが盛り上がったところはどこかを分析することも可能。
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投稿者アナリティクスのイメージ
【生放送】二次会機能
ニコニコ生放送の同じ公式番組を見ていたユーザーが集まり、番組の感想や思いをコメントを通して語り合える「二次会番組」を作成できる。
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ニコ生公式番組の2次会機能のイメージ
【生放送】部屋の統合
ニコニコ生放送ではこれまで、「アリーナ」や「立ち見」など500人ごとに部屋が区切られ、その部屋の中でのみコメントの共有が行われてきた。今回、それらの部屋を1つに統合し、全員が同じ部屋で同じコメントを見られるようになる。
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ニコ生「部屋の統合」の概要
【生放送】AIによるコメントフィルタリング
ニコニコ生放送はこれまで、荒らしコメントに対して「NG機能」「NG共有機能」「運営指定のNGワード」という機能で対応してきた。これに加え、新たにAIによるコメントフィルタリング機能を実装。ドワンゴが独自開発した人工知能(AI)を用いてコメント分析を行い、不適切なコメントは自動で非表示になるという。
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AIによるニコ生コメントフィルタリングの概要
