映画『私がモテてどうすんだ』(7月10日公開)の舞台挨拶「私モテ感謝day」が30日に都内で行われ、吉野北人、神尾楓珠、山口乃々華(E-girls)、富田望生、伊藤あさひ、平沼紀久監督が登場した。

  • 前列左から神尾楓珠、吉野北人、山口乃々華。後列左から平沼紀久監督、伊藤あさひ、富田望生

    前列左から神尾楓珠、吉野北人、山口乃々華。後列左から平沼紀久監督、伊藤あさひ、富田望生

同作はぢゅん子作で第40回講談社漫画賞・少女部門を受賞、累計300万部突破で2016年にはテレビアニメ化もされた人気少女漫画の実写化作品。「BL」を妄想するのが大好きな超ド級のヲタク女子・芹沼花依(山口乃々華/富田望生)が、ある日愛するアニメのキャラが死んだショックで激ヤセしてしまったことで、誰もが振り向くほどの超美人に変身し、学校のスーパーイケメン4人(吉野北人、神尾楓珠、伊藤あさひ、奥野壮)が押し寄せる。

感染対策を行い、久しぶりに観客を入れての舞台挨拶となったキャスト陣も緊張気味。10日から公開した同作について、吉野は「両親から見たよという連絡を受けて。すごく内容が面白くてめちゃめちゃ笑ったと聞いて、お母さん世代でも楽しめる作品なんだなと改めて思いました」と明かす。山口は「おばあちゃんから電話かかってきて、『泣いた』って。それを聞いて嬉しくて感動しました」と喜んだ。

この日は観客から質問を募り「撮影で大変だったことは?」という質問に、平沼監督は「北人と乃々華が頭ゴツンとするところで、なかなか北人がうまくいかなくて、僕と練習していっぱいおでこコツンとして、いい思い出でした」と振り返る。吉野が「ノリさんがうまいんですよ。研究してました」と説明すると、平沼監督は「近くに北人がいて、嬉しかったです。綺麗でしたよ。真っ白な肌でした」と称賛した。

また「自分以外で好きな台詞は?」という質問には、「六見先輩(吉野)のオタク感がある、城の名前言ってるところ。真似したくなっちゃって、一人でずっとやってました」(伊藤)、「あーちゃん(上原実矩)の、『花依ちゃんの推しカプは?』という言い方が結構好きで、ツボなんですよね。この映画の締まる部分でもある」(富田)と、同作ならではのオタクセリフが印象的だった様子。

吉野は「僕は、五十嵐(神尾)の『キスするぞ』ってとこですね。真っ直ぐな目で言われたら、『ウッ』となっちゃいます。心臓出ちゃいそう。そのシーンが好きで、宣伝で『甘いセリフを言ってください』と言われたら、自分のセリフじゃないのに使わせていただいてました」と告白。神尾が「おい! ちょっと悔しいな。そんなのほくちゃんがやったほうがかっこいいに決まってるもん」と抗議すると、客席からなぜか拍手が起こり、キャスト陣も驚いていた。

観客が声を出せないために、最後には一本締めを行うことに。吉野が「こういう大変な状況の中でお越しいただいてありがとうございました。みなさんの不安だったり我慢してるものだったりを、少しでも明るい気持ちにできる作品だと思ってるので、そういう気持ちになっていただけたらと思います。明るい未来のために、ポジティブに前向きに、これからも頑張っていきましょう! ということで、皆様、御手を拝借」と手を開くと、会場中が「パパパン、パパパン、パパパン、パン」と一体となっていた。