東京都は7月29日、都内の保育サービス利用状況(2020年4月1日現在)を発表した。それによると、保育サービス利用児童数は前年比1万1,382人増の32万558人、待機児童数は同1,347人減の2,343人となった。
待機児童数が最多は「江戸川区」
保育サービス利用児童数の増加が大きい区市町村(前年からの増加数)は、1位「目黒区」(816人増)、2位「大田区」(722人増)、3位「世田谷区」(714人増)となった。
一方、待機児童数が最も多いのは「江戸川区」(203人)。次いで「中央区」(202人)、「小平市」(159人)と続いた。
待機児童数の増加が大きい区市町村(前年からの増加数)は、1位「小平市」(63人増)、2位「江戸川区」(33人増)、3位「昭島市」(15人増)となった。
待機児童数の減少が大きい区市町村(前年からの減少数)は、1位「世田谷区」(470人減)、2位「足立区」(120人減)、3位「中野区」(84人減)だった。
待機児童ゼロの市区町村は18自治体(千代田区、港区、目黒区、世田谷区、杉並区、豊島区、武蔵野市、福生市、日の出町、檜原村、奥多摩町、大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、青ヶ島村)、待機児童がいる区市町村は44自治体となった。
調査対象は、都内の認可保育所、認証保育所、認定こども園、家庭的保育事業等の地域型保育事業、定期利用保育事業、企業主導型保育事業、区市町村単独保育施策等。