京成電鉄は世界的なファッションデザイナー、山本寛斎さんの死去を受けて、「ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と始まる追悼のメッセージを同社ウェブサイトのトップページに掲載した。
同社はメッセージの中で、「山本寛斎氏に3代目スカイライナー(AE形)の内外装および乗務員・駅員の制服をはじめ、スカイライナー各種ヘッドマークのデザインを手掛けていただくなど、当社の発展に大きなお力添えを頂戴しました」と山本さんの功績をたたえている。
山本さんは成田スカイアクセス(成田空港線)の開業10周年を記念し、7月17日から「スカイライナー」AE形に掲出している記念ヘッドマークと、成田空港駅などに掲出しているバナータイプの「記念シート」も手がけた。京成電鉄が7月15日に発表したニュースリリースにも、「成田スカイアクセスが世界への扉としてさらに発展していくよう願いを込め、スカイライナーAE形の内装に使った日本の代表的モチーフである『市松模様』が『風』と共に世界に羽ばたいていく姿を表現しました。スカイアクセスとともに、これからも日本の素晴らしい文化をどんどん世界に発信していきましょう!」とコメントを寄せていた。
こうした経緯も踏まえ、京成電鉄は「『10周年記念ロゴマーク』への山本寛斎氏の強い思いを受け、『世界への扉』としての空港アクセス輸送を更に発展させるべく、より一層邁進して参ります」とメッセージを結んでいる。