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【この記事のエキスパート】
自動車ライター/エディター:塚田 勝弘

自動車ライター/エディター:塚田 勝弘

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライター/エディターとして約12年が経過。自動車雑誌、モノ系雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビやカーオーディオ、カー用品、カーエレクトロニクスなどを執筆しているほか、自動車メーカー関連の公式サイトの執筆や監修なども行っている。


「ルームミラー型ドライブレコーダー」は、取り付けのしやすさと視界のじゃまになりにくいことで人気のドラレコです。この記事では、ルームミラー型ドライブレコーダーの選び方とタイプ別のおすすめ商品をご紹介。一体型や前後録画などの便利機能がついたものをピックアップ。

ルームミラー型ドライブレコーダーの魅力

出典:Amazon

ドライブレコーダーは設置場所によって今回紹介するルームミラー型とフロントガラス型の2種類に分かれます。ルームミラー型ドライブレコーダーは通常のドライブレコーダーとは違い、ルームミラーと一体になっているので、搭載してもスペースを取らず、視界の邪魔になりにくいのが特徴です。

画面のサイズが大きいものが多く、後方が確認しやすい特徴もあります。また、カメラとミラーが一緒になったものであれば、カメラをフロントガラスに取り付ける必要がないので、フロントガラスの視界が遮られることがないので、通常通りに運転することができます。

取りつけも比較的カンタンで、バンドを使って既存のミラーに取りつけるだけのものもあります。視界を遮ることなく、取りつけもカンタンで手軽なのがルームミラー型ドライブレコーダーの魅力です。

ルームミラー型のドラレコの口コミ

今回、マイナビニュース・ウーマン会員計304名に向けてドライブレコーダーについてのアンケートを実施し、「ドライブレコーダーを持っている」と回答した199名の調査結果をご紹介いたします。

ルームミラー型のドラレコの口コミについては下記になります。

【エキスパートのコメント】

・ドラレコの映像が事故において重要な証拠となっていることを知ったので、とりあえず安くても設置することにしました

・前方のみで不安はあるが、コストパフォーマンスで決めた

・犯罪抑止にさえなればよいと思ったので性能は二の次だった

・自分で取り付けるので、できるだけ簡単そうなヤツにした。

・前のみなので購入してから後悔しました。後ろも映るものにすればよかった

・後部のカメラが必要だと思いました

また、本アンケートではこれ以外にも、選んだドライブレコーダーの購入してよかったポイントや口コミ、もっと重視すればよかったポイントなどについても紹介しています。ぜひ下記の記事も確認してみてください。

選び方の要点をチェック!

ルームミラー型ドライブレコーダーは、どんな車に取り付けるか、どんな使い方をするかによって、選ぶべき商品が異なってきます。上の図を参考にしてみてくださいね。

ルームミラー型ドライブレコーダーの種類・タイプ

ルームミラー型ドライブレコーダーには「一体型」と「セパレート型」の2種類があります。どちらにするかは、ドライバーの人数で決めましょう。それはミラーの位置が変わるからです。

一体型:ドライバーが1人の場合にピッタリ

出典:Amazon

自分だけ運転する車に取りつける場合には「一体型」がおすすめです。一体型はミラーとカメラの向きが連動してしまうので、ミラーを動かす機会が少ない場合に適しています。また、一多型であればフロントガラスにカメラを設置する必要がないため、視界が狭くならずに運転することができます。

しかし、一多型はカメラとミラーの位置が連動しているため、設置した場所によって見えにくくなってしまう可能性があります。画面を見やすくするためにも、カメラやミラー部分をスライドして向きを調整できる商品を選ぶようにしましょう。

セパレート型:ドライバーが複数人の場合にピッタリ

出典:Amazon

家族で共有している車など、複数人が運転する車には「セパレート型」がいいでしょう。ミラーとカメラがそれぞれ独立しているので、運転者が変わってミラーの位置を直しても、カメラの調整をおこなう必要がありません。

このタイプは、カメラとミラーがそれぞれ別の位置にあり、独立しているのでカメラをずらす必要なく角度調整が可能。ドライバーが変わっても簡単に調節できるので便利ですよ。

ルームミラー型ドライブレコーダーの選び方

それでは、ルームミラー型ドライブレコーダーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。

【1】前後録画できるか
【2】フルHD対応か
【3】撮影できる視野角
【4】録画についての便利機能
【5】タッチパネル対応か

上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】前後録画できるかチェック

出典:Amazon

あおり運転に対応できるものを選びたいなら「前後録画」ができるものを選びましょう。前方だけ録画できるものは、万が一後方で事故が起きたとしても証拠が残りません。後方も録画してくれるものであれば、あおり運転の証拠もしっかり残しつつ、後方からの追突にも対応できます。

また、商品によってはバックカメラとしても使用できるものがあります。バックするときの死角が少なくなり、事故の確率も大きく減らしてくれますよ。

【2】フルHD対応かチェック

出典:Amazon

画質は「フルHD対応」を目安に選びましょう。解像度が1920×1080のものが、フルHDになります。

画像が粗いと証拠として役に立たないこともあります。フルHD対応であれば問題なくナンバープレートを確認できるので、なにかあったときでもしっかり証拠を残してくれるでしょう。

【3】撮影できる視野角をチェック

出典:Amazon

どのくらいの範囲を撮影できるのかも重要なポイントです。目安としては視野角が120度以上がおすすめ。広範囲の映像を録画してくれるものであれば、事故やトラブルのときでもまわりでなにが起こったか、その瞬間を映像に残してくれます。

また、商品によっては360度の視野角に対応したモデルもあります。横からの事故にも対応できるため、不安な方は検討してみてはいかがでしょうか。

【4】録画についての便利機能をチェック

ルームミラー型ドライブレコーダーにはさまざまな商品が販売されており、自分の使い方に合った録画機能がついているものを選ぶことが重要です。

どのような録画機能があるのかまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

(a)容量がいっぱいになっても録画がストップしない「ループ録画機能」

出典:Amazon

カメラの容量がいっぱいになってしまっても、そのまま録画を続けてくれるのが「ループ録画機能」です。古いデータを自動的に上書きしてくれるので、メモリーカードの容量がいっぱいになっても録画してくれます。自分でメモリーを消去しなくてもいいので、手間が省けて便利ですね。

ただし、SDカード内に不良セクターが溜まると、ほとんど録画されていないケースがあります。定期的なフォーマットが必要になる場合があるので、説明書を事前に確認しておきましょう。

(b)事故発生時に映像が上書きされないようにする「Gセンサー」

出典:Amazon

事故やトラブルが発生したときも、映像が上書きされないようにしてくれるのが「Gセンサー」です。事故が起きたときの衝撃を検知すると自動的にロック機能が働き、映像を確実に残しておけます。

ループ録画機能がついている商品はGセンサーがついていないと映像が消えてしまうこともあるので、この2つの機能はセットとして考えておくといいでしょう。

(c)防犯対策にもなる! 動体検知・駐車監視対応商品

出典:Amazon

防犯対策もおこないたいなら「動体検知」「駐車監視対応」の商品を選びましょう。動体検知機能では、カメラの視覚に入った人物の動きを自動的に検知して録画を開始してくれます。車に誰も乗っていないときも録画してくれるので、車上荒らしにもしっかり対応できます。

また、駐車監視機能は駐車中の車に衝撃があったときに自動的に録画を開始してくれます。当て逃げなどのトラブルでも録画をおこない、有力な証拠として役立ってくれるでしょう。

(d)暗所で運転が多いなら「WDR機能」

出典:Amazon

夜間に運転することが多いなら「WDR機能」がついているものがおすすめです。WDR機能は、明るさを自動的に調節して明暗差を抑えてくれます。夜間やトンネル内を運転する際、映像が白く飛んでしまったり、黒くなってしまったりすることを防いでくれるので、夜間の録画を確実におこないたいときに便利です。

また、昼間でもトンネルや高架下などの明暗差が激しい場所でも効果的です。よく運転するルートにトンネルなどがある方は、検討してみるといいでしょう。

(e)場所や日時などを記録できる「GPS対応」

出典:Amazon

場所や日時なども記録しておきたいなら、GPSに対応しているものがおすすめです。トラブルが発生した正確な場所や日時を同時に記録してくれるので、確固たる証拠として提出できます。

ただし、通信する際には電波を飛ばすため、送受信状況に左右されてしまうので注意が必要です。トンネルの中などでは、うまく動作しない可能性もあります。なかには電波干渉対策がされている商品もあるのでそちらを選ぶといいでしょう。

【5】タッチパネル対応かチェック

出典:Amazon

操作のしやすさを重視する方は「タッチパネル対応」のものを選ぶといいでしょう。直感的にカーナビやスマホのように手軽に操作できるので、ドライブレコーダー初心者にもおすすめ。また、タッチパネル対応のものを選ぶ際は、画面が大きめのものを選ぶと使いやすいですよ。

エキスパートからのアドバイス
しっかりとした映像が撮れる品質のいいものを

【エキスパートのコメント】

相手のナンバーや信号機を読み取れるのかが最大のポイントです。最近のドライブレコーダー購入額は、約1万9000円という調査もあり、前後2カメラ式が売れ筋ですので、あおり運転にも対応するのなら前後2カメラ式がマスト。

小型のルームミラー型でもケチらない方が無難です。

ユーザーが「もっと重視すればよかった」と感じたポイント

今回、マイナビニュース・ウーマン会員計304名に向けてドライブレコーダーについてのアンケートを実施し、「ドライブレコーダーを持っている」と回答した199名へ調査いたしました。

その中で、ユーザーに「もっと重視すればよかった」と感じたポイントについてもお聞きしました。

上位の3つの項目と口コミをまとめると下記のようになります。

▼カメラの視覚範囲が狭いと期待したほどの効力が得られない
▼画素数が低いと必要な情報を読み取れない
▼駐車監視機能がないと不安

それぞれの口コミも下記でご紹介いたします。

【エキスパートのコメント】

【カメラの視覚範囲についてのユーザーの口コミ】

・カメラにうつらない場所があるので、視覚が広い方がいいなと思った

・実際に映像を見てみると、意外と視野が狭く感じます

・前後のカメラだけで通常は十分だと思うが、歩行者の道から、道路の車体に向かって、手で叩き付ける行為をして来た人がおり、その事案の場合、加害者が常に車体の横からだった為、警察に届けた時、叩いている瞬間が見辛かった

【エキスパートのコメント】

【画素数についてのユーザーの口コミ】

・ブロックノイズがあったり、車両ナンバーが読みにくいなど問題があった

・画質が悪いと本当に見えない

・相手の顔も鮮明にはっきりわかるように画素数が高いほうがいいと思った

・画素数にはあまり詳しくなかったので気にしていなかったのですが 後で思うと 鮮明に映るためには 必要なものだと思いました

・画素数が低くてナンバーがよく分からなかった

【エキスパートのコメント】

【駐車監視機能についてのユーザーの口コミ】

・自分が乗っていないときが一番不安

・駐車中にぶつけられたことがあるから

・駐車中に車に擦り傷ができていたことがあったからです。

・駐車監視があれば、エンジンを切っていても録画されるのだろうから、スーパーやモールで停めているときも安心なのだろうなと思った。

・あおり運転をされるより、がら空きの駐車場で、入口からもはるかに離れて不便な場所に止めたのにも関わらずドアパンチをくらったことがある

・以前コンビニに車を止めている間にいたずらされて泣き寝入りしたことがあります。

・駐車中の監視があればイタズラされた際に対応しやすい。

本アンケートの詳しい内容や口コミは下記で紹介していますので、ぜひ確認してみてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)