転職応援メディア「IT事務の教科書」(ポム運営)は7月28日、全国の事務職(正社員)を対象とした「事務職別の月収調査」の結果を発表した。調査期間は2020年7月20~23日、有効回答は20~30代の事務職200人。

平均月収、1位「貿易事務」

  • 月収の満足度

月収金額について調べたところ、20代の平均月収は20万8,607円、30代は21万6,467円となり、差額は7,860円。また、事務職ごとの平均月収額を集計すると、1位「貿易事務」26万714円、2位「IT事務」25万3,159円、3位「経理事務」21万8,214円となった。

  • 月収のランキング

支給されている月収に対する満足度を聞くと、20代の74.7%、30代の76.1%が「不満(とても+やや)」と回答。「月収に不満を感じている」と答えた人に、月収の金額を受けて転職を考えたかどうか尋ねると、20代の75%、30代の62%が「転職を考えた」ことがあることがわかった。

「転職を考えた」人のうち、また「事務職で働きたい」と答えた人は20代では67%、30代では66%との結果に。一方、「異業種(キャリアチェンジ)に転職したい」と答えた人は20代では33%、30代では34%にとどまった。

「異業種(キャリアチェンジ)に転職したい」と答えた人の希望職種は、20代の1位は「エンジニア」(62.5%)、2位「営業職」(18.8%)、3位「Webデザイナー」(12.5%)。30代の1位は「営業職」(48.5%)、2位「エンジニア」(37.3%)、3位「接客業」(12.2%)となった。

転職の希望条件について尋ねると、20代30代ともに1位は「年収アップ」(20代72%、30代85%)となり、「事務職として働き続けたいものの、お給料も上げたい」と考えている人が多いことがわかった。