きょう28日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、Googleストリートビューを利用したイラストレーターに密着する。
さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着し、彼女たちが決めている7つのルールを掘り下げていく同番組。今回の主人公は、世界中のGoogleストリートビューの風景を、独自の視点でアレンジするイラストレーター・辰巳菜穂さんだ。
描き出された作品は、伊勢丹百貨店の広告やフランスのアパレルブランドのデザインに採用されるなど、各方面で高い評価を受けている辰巳さん。福島県で洋服店を営む両親のもとで育ち、「なぜだかわからないけど、小さい時から建築家になりたかった」と、大学では建築デザインを専攻した。
しかし、次第に違う道を模索するようになっていった25歳の時、独学で描いた絵本「白のきらいな白クマくん」が、タリーズピクチャーブックアワードの最優秀賞を受賞。その後、本格的に絵の勉強をスタートし、練習の一環で描き始めたのがストリートビューに映る世界中の景色だった。「本当に自分のやりたいことが見つけられて安心しました。やっと見つけたなと思って」
絵の練習としてGoogleストリートビューの風景を100日間連続でインターネットに投稿。それがたまたまSNSで話題となり、仕事の依頼が多く舞い込むようになった。
着実に仕事の幅を広げていたが、コロナ禍で5月に予定していたスペインでの個展や国内でのイベントが全て無期限延期になってしまった。それでも、オンライン中心の創作活動を続ける中で、国内外から寄せられたSNSのメッセージに、初めて自分の絵が人の役に立っていることを実感したという。
辰巳さんの表現活動を見たスタジオメンバーは「目の付け所が良い」「今の時世に合う表現方法」と、感心した様子。そんな中で、尾崎世界観は、自分の曲を歌っている時にたまに歌詞を忘れてしまうことがあるという。そんな時、歌詞を思い出すため、実際に行う方法にスタジオは爆笑となる。