リクルート住まいカンパニーは7月22日、新築マンション購入者が選んだ顧客満足度ランキング「SUUMO AWARD」を発表した。調査は2019年9月5日~2020年3月2日、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)の新築マンション購入者を対象に、Web調査および郵送調査で行われた。
分譲マンションデベロッパー・販売会社の部
「SUUMO AWARD」は、『分譲マンションデベロッパー・販売会社の部』と『分譲マンション管理会社の部』の2部門をランキング化している。
『分譲マンションデベロッパー・販売会社の部』では、2016年以降に首都圏の新築マンションを購入した人3,279名を対象に、購入後の満足度やブランドに関して調査を実施(調査期間:2019年9月5日~10月21日)。「品質と価格のバランス部門」「品質向上への取組部門」「創造性・先進性部門」「ハイブランド部門」「内覧会満足度部門」「アフター点検満足度部門」「接客満足度部門」の7部門について評価し、最終的に「総合評価」を決定している。
その結果、三井不動産レジデンシャルが「総合評価」で最優秀賞を獲得。優秀賞には、野村不動産、三菱地所レジデンス、住友不動産、東急の4社が入賞した。
三井不動産レジデンシャルは、「アフター点検満足度部門」で最優秀賞を獲得しているほか、「品質と価格のバランス部門」「品質向上への取組部門」「ハイブランド部門」「内覧会満足度部門」の4部門においても優秀賞を獲得するなど、多部門において購入者からの高い支持を得た。
なお、部門別の最優秀賞は、「品質と価格のバランス部門」と「品質向上への取組部門」は積水ハウス、「創造性・先進性部門」はコスモスイニシア、「ハイブランド部門」は野村不動産、「内覧会満足度部門」は日本エスコン、「アフター点検満足度部門」が三井不動産レジデンシャル、そして「接客満足度部門」は大和ハウス工業となった。
分譲マンション管理会社の部
『分譲マンション管理会社の部』では、入居者の管理満足度やコミュニティ満足度を把握するため、2000年以降に首都圏の新築マンションを購入し、2004年~2018年に入居・現在も同じマンションに住んでいる人を対象にアンケートを実施(2020年2月6日~3月2日)。その結果を、【100戸未満の部】と【100戸以上の部】に分けて集計し、それぞれ「修繕対応部門」「スタッフホスピタリティ部門」「防災対策・イベント企画部門」「コミュニティ満足度部門」の4部門について評価した上で、「総合評価」のランキングを決定している。
まず、【100戸未満の部】において、見事、「総合評価」で最優秀賞を獲得したのは、野村不動産パートナーズだった。同社は、「防災対策・イベント企画部門」と「コミュニティ満足度部門」で最優秀賞を獲得している。続く優秀賞には、三井不動産レジデンシャルサービス、東京建物アメニティサポート、長谷工コミュニティの3社が入賞した。
部門別の最優秀賞は、「修繕対応部門」が三井不動産レジデンシャルサービス、「スタッフホスピタリティ部門」は伊藤忠アーバンコミュニティ、「防災対策・イベント企画部門」と「コミュニティ満足度部門」では野村不動産パートナーズとなった。
続いて、【100戸以上の部】の結果をみると、大和ライフネクストが「総合評価」で最優秀賞を獲得。優秀賞には、野村不動産パートナーズと三菱地所コミュニティが入賞した。
部門別では、「修繕対応部門」では三井不動産レジデンシャルサービスが最優秀賞となったが、そのほか「スタッフホスピタリティ部門」「防災対策・イベント企画部門」「コミュニティ満足度部門」の3部門では、いずれも伊藤忠アーバンコミュニティが最優秀賞を獲得した。