元プロ野球選手の清原和博氏が、きょう28日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『ザ!世界仰天ニュース 身近な危険&危険生物2時間スペシャル』(21:00~22:54 ※関東地区は20:54~)で、薬物依存との闘いを語る。

清原和博氏=日本テレビ提供

“番長”の異名を持ち、力強いプレーで魅了したプロ野球界の大スターが、引退後の2016年、覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕された。「初めて心底、敗北を認めたのが薬物」と本人が語る地獄の生活。そこから立ち直らせた大事な存在とは…。

16年2月2日、覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕された清原氏は、この日自宅で薬物を摂取。薬物で一度は気分が上がり、反動で気持ちがぐっと落ち込むと「こんなものは捨てよう」と思ったという。警察が清原の自宅に踏み込んだのは、まさにその時だった。

その後、留置場に入ると「114番」と番号で呼ばれ、屈辱を味わう日々。保釈後も人目を気にして外に一切出られず、朝も夜も分からない状態で1日が過ぎていく。

大量の薬物を摂取していた影響で重度のうつ病を患い、「自殺の方法」を携帯で検索するように。厳しいプロの世界でもトッププレーヤーとして活躍してきた清原氏にとって、「初めて心底、敗北を認めたのが薬物」と語るほど、抗えないものだったという。

その地獄の生活から、ある出来事をきっかけに前を向き始める。立ち直らせてくれた存在…そして、周囲の人々の支えとは。本人への取材と著書『薬物依存症』をもとに完全再現する。