落語家の立川志らくが、26日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演。TOKIOの長瀬智也が来年3月末にジャニーズ事務所を退所し、クリエイターとして再出発することについてコメントした。
志らくは、「後進にすばらしい手本を見せたとは思いますね」と第2の人生を歩む決断をした長瀬を称賛。その上で、「落語界においては、長瀬さんは『タイガー&ドラゴン』で『落語家はものすごくかっこいいんだ』というのを世間に広めてくれた」と謝意も示した。
『タイガー&ドラゴン』は、2005年にTBS系で放送されたドラマ。宮藤官九郎が脚本を務め、落語の世界に魅了されてしまったヤクザ・虎児(長瀬智也)と、天才と呼ばれながら落語を捨てた竜二(岡田准一)との出会いから、「落語」をテーマに様々な人間模様をコミカルに描いた。
志らくは、「当時、冬の時代だった落語界に光が当たって。お客が10人、20人、30人くらいしか入らなかった寄席に、若い人が詰めかけて満杯になって」と同作による好影響を振り返り、「でも、若い人たちも『落語家はかっこいいんだ』と思って行ったら、知らないおじさんが出て来てモゾモゾ独り言しゃべってるもんだから、来なくなった」と苦笑。「でも、そういう人たちからも落語ファンは残っていきました」と感謝していた。