テレワークが一時的なものではなく、働き方の1つのスタイルとして定着しつつあります。とはいえ、仕事部屋ではなく、ダイニングテーブルなどの生活スペースで仕事をしている方も多いのではないでしょうか。
今回は、自宅でも快適に気持ちよく働くための工夫をご紹介します。
毎日使うものは1つにまとめる
まずは、文房具や手帳、オンライン会議で使うイヤホンなど、毎日の仕事で必ず使うものは1つにまとめることから始めましょう。
毎日使うものがすぐに取り出せれば、小さなストレスがなくなります。
どのように1つにまとめるかは、次の3STEPで考えてみましょう。
STEP1: "あったら便利"ではなく"毎日必ず使うもの"をリストアップする
自宅の場合、十分なスペースを確保することが難しい場合も多いはずです。あれこれモノを増やすことで、作業スペースが乱れてしまうことがないように、まずは必要なものを厳選しましょう。
STEP2:使ったあとに戻しやすい形を考える
カゴにポイッと入れるだけが戻しやすい人もいれば、きちんと区切ったスペースがある方が戻しやすい人もいます。
これまでの経験なども踏まえて、ご自分がどんな形なら戻しやすいかを考えてみましょう。
STEP3:収納場所があるかを考える
まとめたものを収納しておく場所があるかを考えます。
生活スペースにおいて、常に仕事道具が見えていることがストレスに感じるのであれば、収納しておく場所を確保することも大切です。
例えば、トレーに必要なものをひとまとめにしておき、仕事が終わった後はチェストの中にしまうという方法もあります。
チェストの上部に少しスペースがあれば、棚板を追加してトレーの収納スペースをつくることができます。
自宅のなかで、仕事場所を移動する頻度が高い場合は、鞄に必要なものを入れて持ち運ぶのもいいのではないでしょうか。
収納したいモノの総量とご自身のニーズをしっかり把握することが快適な空間づくりには欠かせません。
書類は枠を決めて手放しやすく
仕事を自宅ですると一気に増えるのが書類かもしれません。
データでやりとりをしていても、確認のためにと気軽に印刷して、気づけばあっという間に書類の山・・・なんてことはないでしょうか。
書類は"モノ"であると同時に"情報"でもあります。
自宅だからとつい気を緩めがちですが、取り扱いには細心の注意を払いたいですよね。
作業が終わる度に不要になった書類は処分することを習慣化できると、書類の数をグッと減らせるはずです。
たとえば"書類はファイルボックス1つに入るだけ"と、先に枠を決めてしまい、減らさざるを得ない環境を作るのも1つの手です。
また、個人情報などが含まれる書類はそのまま捨てるわけにはいかないので、ついつい溜めてしまいがちです。
筆者の場合、手間がかかることは間違いなく溜めてしまうことがわかっているので、業務用のシュレッダーを導入し、書類を手放すハードルを低くしています。
視点を変えるだけで解決することもある
「収納スペースがない」「快適な空間にならない」……そんな悩みも視点を変えれば解決するかもしれません。
たとえば、大きなパソコンモニターがあると、仕事をする上では快適になりますが、収納スペースを考えると難しいケースもありますよね。
そんなときにはテレビ画面をパソコンのモニター代わりにしてみてはいかがでしょうか。 今あるものを利用することで、新たな収納スペースを確保する必要もなくなります。
また、仕事に必要なものを全て近くに配置する必要も、実はないのかもしれません。
自宅で仕事をしていると、体を動かす機会が減ってしまいます。
少し離れた場所に必要なものを置いておけば、座りっぱなしを防止する効果も生まれます。
困り事は、問題そのものを解決する方法もありますが、少し視点を変えれば、思いがけない解決方法が見つかることもあります。
新しい生活スタイルが暮らしに馴染むには、ある程度の時間や試行錯誤が必要になります。
自宅でも気持ちよく働けるように、ぜひ小さな工夫を重ねてみてくださいね。