オーネットは7月21日、「独身男女の結婚希望年齢と交際期間に関する意識調査」の結果を発表した。調査は7月14日~17日、20歳~34歳の独身男女1,329名(5歳刻みに男女各221~223名)を対象にインターネットで行われた。
「あなたは何歳で結婚をしたい(したかった)ですか?」と質問したところ、「29歳までに結婚したい(したかった)」という男性が25.6%であるのに対し、女性は42.2%と、女性の方が男性より若い年齢で結婚を望んでいることがわかった。
「29歳までに結婚したい(したかった)」と回答した男女の割合を年代別にみると、20代前半(女性71.1%、男性49.5%)では女性が男性を20ポイント以上上回り、20代後半(同44.8%、22.3%)では22.5ポイント差と、20代前半より若干増加。さらに30代前半に関しては、「34歳までに結婚したい(したかった)」と回答した男性が34.0%であるのに対し、女性は49.2%と、やはり女性の方が少しでも若い時期に結婚をしたいと希望する傾向に。
また、男性30代前半では「39歳までに結婚したい」と回答する割合が20代後半の7.8%から一気に31.2%に拡大することから、男性は30歳を過ぎると「40歳までにはしたい」と意識する傾向にあることが伺える結果となった。
今回の調査結果を、昨年4月に行った同調査結果と比較したところ、20代男性は「29歳までに結婚したい」が減少し、「30歳~34歳で結婚したい」が増加。30代前半男性の比較では、「34歳までに結婚したい」割合は昨年からあまり変化が見られない一方で、「35歳~39歳で結婚したい」が8ポイント以上も上昇し、全体を通して、結婚を先延ばしする意識が高まっていることが伺える結果に。しかしながら、「結婚するつもりはない」という回答が20代後半・30代前半男性で減少していることから、結婚願望は昨年と比較して高まっていることがわかった。
一方女性は、「29歳までに結婚したい」という20代前半女性の割合はほとんど変わらないが、20代後半になると、「30歳~34歳で結婚したい」割合が20ポイント以上も増加。また、「39歳までに結婚したい」という30代前半女性が15ポイント増加となり、いわゆる結婚適齢期といわれる年齢ゾーンを含む20代後半~30代前半の女性は、より早い時期に結婚したいという意識が高まっていることが読み取れた。
今回の調査結果を受けて同社は、「コロナ禍を経験した今年との調査結果における男女の意識については、男性の『結婚したい』という意識は昨年より高まったが、不安定な世情等が安定するであろう少し先のタイミングで結婚をしたい、一方、女性は結婚意識の高まりが男性よりも高く、また、結婚希望時期についても早く結婚をしたいという意識が高まったという変化がこの1年で起きている」と分析している。