SHIBUYA109エンタテイメントが運営する研究機関『SHIBUYA109 lab.』は7月21日、「お酒や飲み会」に関する調査結果を発表した。調査は6月、20~24歳の大学生400名(男女各200)を対象にWEBで行われた。
まず、20代前半の若者がお酒を飲むシーンについて、コロナの影響を除いて回答してもらった。その結果、「友人との飲み会」(47.3%)が最も多く、次いで「自宅で一人で」(28.5%)、「自宅で家族と」(24.5%)と続いた。
一緒にお酒を飲むことが多い人については、「同性の友人」(53.0%)が最も多く、次いで「ひとり」(37.6%)、「男女グループ」(26.6%)という結果に。男女別にみると、女子は「同性の友人」(56.8%)や「家族」(27.8%)が男子を大きく上回り、一方男子は、「ひとり」(46.7%)が女子を大きく上回った。
また、お酒を飲む席での人数について尋ねると、女子は「2名」(33.8%)、男子は「4名」(32.8%)が最多となり、女子は同性同士少人数で飲み、男子は同性同士で飲む際は大人数でわいわい飲みつつ、自宅では一人でリラックスした時間を楽しんだりと、男女でお酒の楽しみ方が異なることがわかった。
続いて、飲酒の頻度についてコロナの影響を除いて回答してもらったところ、「家飲み(自宅での飲酒)」「外飲み(お店・野外での飲酒)」ともに「しない」(家飲み29.3%、外飲み26.5%)が最多に。また、次点は「家飲み」が「1ヶ月に2~3回程度」(15.0%)、「外飲み」は「2~3ヶ月に1回程度」(17.5%)となり、場所によらず飲酒の頻度が少ないことが分かった。
また、「家飲み」で使う月々の金額については「~3,000円未満」(78.5%)が圧倒的多数に。「家飲み」のためのお酒を購入する際には、全体的に「味」(63.6%)や「価格」(51.6%)を重視する人が多かったほか、女子は「限定品・期間限定品」(21.9%)や「カロリー」(14.4%)を、男子は「ブランド・メーカー」(28.5%)にこだわる傾向が見て取れた。
一方、「外飲み」にかける月々の金額は「3,000円~5,000円未満」(36.7%)が最多。「外飲み」のお店選びでは、「価格が安い」(62.6%)、「フードが充実している」(40.8%)、「お酒の種類が充実している」(36.7%)ことを重視する人が多いことがわかった。
次に、外出自粛期間中における「オンライン飲み」の頻度を教えてもらったところ、「オンライン飲み会はしていない」が45.1%を占め、開催した人でも「1か月に1回程度」(14.7%)が最多となった。
また、「外出自粛期間明けの飲酒スタイル」を聞くと、「お店で飲みたい」(54.2%)が最も多く、「自宅でオンラインで飲みたい」という人は7.2%という結果に。お酒を飲む大学生15名(5名×3グループ)を対象に行われた定性調査では、「オンライン飲みはオフライン飲みの代わりにやっているので、お店で飲めるようになるのであればそちらに戻りたい」「自宅だと美味しいおつまみが食べられないからお店に行きたい」と、あくまでもまだ非日常の飲み方であることが伺える結果となった。