プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は7月21日、小型家電ブランド「ブラウン」男性向けシェーバーのミドルレンジモデルを6年ぶりに刷新した。究極の密着性をうたう「シリーズ5」「シリーズ6」「シリーズ7」の新製品を一挙に発表。7月21日に予約を開始し、8月21日より発売する。
究極の密着性を目指した「独立ヘッド」
日本のシェーバー市場は、2012年をピークに売り上げが下降傾向にあり、特にボリュームゾーンである中価格帯モデル(5,000~20,000円)でイノベーションが起こっていない。機能的にはあご下のヒゲのそり残しにいまなお課題を残している。
どうしてアゴ下のヒゲはそり残るのか?……その理由をブラウンは“密着性”にあると分析。「究極の密着性」を実現するためにヘッド自体が角度調整でき、かつヘッドが自由に駆動できる「独立ヘッド」をデザイン。さらに従来よりも50%小さいパワフルモーターと、モーターのフルパワーを効率よくヘッドに伝える細長いトランスミッションを用いた「新トランスミッションシステム」を開発。6年ぶりの大きなイノベーションとなる「シリーズ5」「シリーズ6」「シリーズ7」が誕生した。
「シリーズ5」は、肌に直接あてる刃の密着性を重視し、ブレードが浮き沈みする「3連密着ブレード」を搭載したシンプルなモデル。ヘッドに水圧で開く弁があり、穴に水を流すことで網刃を外さずともヒゲくずを落とす「クイック洗浄システム」を搭載している。価格はオープンプライスとなり、市場想定価格は11,800円(税抜)前後。
「シリーズ6」は、「3連密着ブレード」に加え前後の首振りによって縦ヘッドの密着性を保つ「スイング密着システム」を採用し、前後左右の動きに対応したモデル。価格はオープンプライスとなり、市場想定価格は15,800円(税抜)前後。
「シリーズ7」は、さらに横の首振りを追加することで全方向どの動きにも合わせられる「360度密着システム」を搭載したモデル。ひげの濃さを読み取り、カットパワーを落とさずに利用できる「人工知能テクノロジー」も搭載する。価格はオープンプライスとなり、市場想定価格は21,800円(税抜)前後。
いずれのモデルも人間工学に基づいたボディに、ブラウンのこれまでのデザイン要素を落とし込んでおり、ユーザーにとって使いやすく負担の少ないシェービングを実現している。人差し指で電源ボタン、その下に親指を添える形で2本指で製品を持つと、バランスが均等であることがわかるという。このデザインが評価され、国際的なデザイン賞である「iF Design Award 2020」も受賞している。
あの「モーニングレポート」のリニューアルCMも
「シリーズ5」「シリーズ6」「シリーズ7」の発売に伴い、「ブラウン モーニングレポート」を復刻した「ブラウン シェービングレポート」もWebCMとして展開される。実証広告の先駆けとなった従来のモーニングレポート同様、一般消費者の方にブラウンのシェーバーを利用してもらった生の声を伝える。