iPhoneユーザ同士であれば、Appleが運営する無料の音声通話サービス「FaceTimeオーディオ」を利用できます。音声だけのためデータ量はわずかで、通信キャリアの音声通話と比べて圧倒的に割安です。モバイル回線を使えば通信費はかかるものの、Wi-Fi接続時であればそのわずかな通信費すら発生しません。

類似のサービスに「FaceTime」がありますが、FaceTimeオーディオは音声のみです。カメラは使用されないため、通話前に身支度を整える必要はありません。iOS 7以降が動作するiPhoneであれば利用できるので、2020年現在ではiPhoneユーザのほとんどがFaceTimeオーディオで通話可能と考えていいでしょう。

FaceTimeオーディオで通話するときには、「FaceTime」アプリで相手の携帯電話番号またはメールアドレスを入力します。この場合、相手が確実にiPhoneを利用しており、相手の「FaceTime着信用の連絡先情報」に登録された携帯電話番号/メールアドレスを指定しなければなりません。

しかし、これから話そうとする相手にiPhoneを使っているかどうか、どのメールアドレスをFaceTime着信用に登録しているかを訊ねるのは考えものです。「設定」→「FaceTime」の順に画面を開き「FaceTime着信用の連絡先情報」を調べて、などといえば面倒がられそうです。

そこで利用するのが「連絡先」。名前と電話番号、メールアドレスを登録した相手のページを表示したとき、Appleのサーバに問い合わせが行われ、その電話番号/メールアドレスがFaceTime着信用に登録されていれば「FaceTime」という行が現れます。登録されていない電話番号/メールアドレスの場合は現れないため、それがFaceTime(オーディオ)を使えるかどうかの判定材料になるのです。

あとは、FaceTime行に表示されている受話器ボタンをタップすれば呼び出しが始まり、電話アプリの画面に相手の情報が表示されます。「よく使う項目」にも登録できるので、活用してみては?

  • FaceTimeオーディオで通話するにはどうすれば?

    FaceTimeオーディオで通話するには