女優の白石聖がこのほど、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『恐怖新聞』(8月29日スタート、毎週土曜23:40~ ※全7話)の取材に応じ、自身の恐怖体験を明かした。
つのだじろう氏の同名漫画を、ジャパニーズホラーのレジェンド・中田秀夫監督らの演出で映像化する同ドラマ。白石演じる京都市内の大学に通う女子大生・小野田詩弦は、念願の一人暮らしを始めた途端に、1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まる恐怖新聞が届くようになり、あることをきっかけに、その不条理な災厄に立ち向かい、降りかかる運命を変えていこうと自ら行動し、根源の究明に近づいていく。
撮影に入る前のリハーサルと本読みで、白石の芝居を見ていた中田監督は、突然、後ろにいた後藤勝利プロデューサーの方に振り返り、サムズアップポーズを見せて手応えを感じていたそうだ。
今回が連ドラ初主演となるが、「(昨年放送された)『絶対正義』でお世話になった枠でもあるので、お話を頂いたときは率直にすごくうれしかったです」と歓喜。ホラー作品も初挑戦になるが、「中田さんをはじめ、スタッフの皆さんが温かいので、この温かいチームワークのもとでやっていけたらいいなと思っています」と意気込んだ。
台本を初めて読んだときは「本当に怖くて、これを映像化したらどうなるんだろうと思って、楽しみ半分、想像つかない部分がありました」と印象をコメント。「今回は巻き込まれていく役なので、周りの皆さんのとの会話のキャッチボールで、受け止めるという部分をしっかりやらないといけない」と気を引き締める。
ホラー作品は「積極的に見るわけじゃないですけど、苦手というわけでもないですね。オカルト系番組をやってると、興味津々で見てしまいます」という白石。これまで自身が遭遇した恐怖体験を聞くと、「(仕事で)泊まったホテルが、お風呂とか水回りがあまり良くなくて、そのとき入ってた現場の監督さんが霊感のある方だったんですけど、後になってそのホテルに御札が貼ってあったという話を聞きました」と告白した。
一方、後藤プロデューサーは「このドラマの台本を作り始めて、会社で夜作業をしてたら、子供の声が聞こえてきたんですよ。なんかあるんじゃないかなと思って」というエピソードを明かし、白石は思わず「怖っ!」と反応。なお、今作が無事に制作されるよう、出演者・スタッフでお祓(はら)いを行ったそうだ。
それでも、撮影が進行したら「気持ちが沈んじゃいそうだなと思って…(笑)。どうやって切り替えて(精神状態を)保とうかなという部分は、悩んでいるんです。普段なら猫のモーちゃんとたわむれてリフレッシュできるんですけど、今回は撮影が京都で連れてこれないので、どうしようと思って。今のところは、家族とリモートで連絡するのが、リフレッシュの鍵になるのかな…と思ってます」と、心配を打ち明けていた。