日本AMDは、Zen 2コアをベースとしたデスクトップ向けAPU「Ryzen 4000Gシリーズ」の新製品3モデルを、8月8日の午前11時に一般発売すると発表した。開発コード名「Renoir」で知られていた新世代APUだ。Renoirは7nmプロセスで製造され、CPUにZen 2、GPUにVegaという構成で、これまではモバイル向けにのみ提供を開始していた。
2020年7月23日追記:記事中の製品名の表記に誤りがありました。
記事中に記載している製品名
「Ryzen 7 4750G」「Ryzen 5 4650G」「Ryzen 3 4350G」
について、日本AMDより訂正があり、正しくはそれぞれ
「Ryzen 7 PRO 4750G」「Ryzen 5 PRO 4650G」「Ryzen 3 PRO 4350G」
であることがわかりました。
「PRO」版のRyzenは、通常のRyzenに対しセキュリティ関連機能など法人向けの機能を追加した製品です。ご迷惑をおかけした読者の皆様には深くお詫び申し上げます。
今回発売するデスクトップ版Renoirのラインナップと各販売価格(税抜)は、Ryzen 7 4750Gが39,980円、Ryzen 5 4650Gが26,980円、Ryzen 3 4350Gが19,980円。現時点で詳細なスペックは未公開だが、モバイル向けRenoirに準ずるとコア数などはRyzen 7 4750Gが8コア/16スレッド、Ryzen 5 4650Gが6コア/12スレッドになるだろう。
なお、今回販売されるのは通常のリテールボックス製品ではなく、PCショップ店頭でも稀に見られるOEM向けトレイ版のバルク製品のようだ。おそらく、詳細スペックは今後のOEM向け発表とあわせて明らかになるものと考えられる。