アウディ ジャパンは9月15日、限定モデル「Audi TT Roadster final edition」を設定し、販売を開始する。

  • 限定モデル「Audi TT Roadster final edition」を発売

同車は、プレミアムコンパクトスポーツ「Audi TT Roadster」をベースに内外装の機能や装備面を充実させた限定モデル。

初代「Audi TT」は、1998年に誕生。コンセプトカーを忠実に再現した、円をモチーフに直線と組み合わせたシンプルかつ先進的なスタイリングは、当時の自動車デザインに大きな衝撃を与えた。それは、世界的に有名なドイツの造形芸術学校「Bauhaus(バウハウス)」のデザイン思想を彷彿とさせるものとして、今なお語り継がれている。それから約22年間、「Audi TT」シリーズは3世代に渡って進化を続けてきた。そして今年、「TT Roadster」が生産終了を迎える(「TT Coupé」は生産を継続)。

「Audi TT Roadster final edition」は限定50台。quattroモデルである「Audi TT Roadster 45 TFSI quattro」をベースとしている。搭載する2リッター直列4気筒ターボエンジンは、230ps/370Nmという高出力を発揮。余裕のある優れたドライビングフィールと高い環境性能を両立している。

  • ボディカラーは、専用色「ナノグレーメタリック」を採用

この「Audi TT Roadster final edition」は、2019年に発売した世界限定車“TT 20 years"との共通のアイテムをはじめ、初代TTを彷彿とさせる特別装備を多数採用している。外装色は「TT Roadster」のコンセプトカー に採用されていたドロミテグレーを彷彿とさせる専用色のナノグレーメタリック。また、初代TTのホイールを意識したシンプルなデザインの専用5スポーク19インチアルミホイールを組みわせている。

そのほか、電動調整機能ボルスター付Sスポーツシート、アームレスト、センターコンソール等をイエローステッチの入るブラウンのモカシンレザーで統一。ドリフトアンスラサイトのデコラティブパネルの採用のほか、シートサイド゙&センターコンソールにはアンスラサイトファインペイントフィニッシュが施される。

  • 初代TTを彷彿とさせる、ブラウンのモカシンレザーインテリア

これ以外にもアウディサイドアシストやリアビューカメラ等の運転支援システムを含むコンフォートパッケージやマトリクスLEDヘッドライト、エアスカーフ、初代TTのインテリアパーツを手掛けたBang & Olufsenのサウンドシステムなど、最終限定モデルにふさわしい極めて希少価値の高い内容になっているという。車両本体価格は、729万円(税込)。

なお同社は、昨年8月よりバウハウス100周年を機に開催されている巡回企画展「開校100年 きたれ、バウハウス —造形教育の基礎— 」に協賛。その最終展が、東京ステーションギャラリーにて2020年7月17日〜9月6日まで開催されている。