LGエレクトロ二クス・ジャパンは7月20日、「LG UltraGear」シリーズの新製品として、4K解像度でリフレッシュレート144Hz対応の27型ゲーミング液晶ディスプレイ「27GN950-B」を発表した。7月29日から発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別100,000円前後を見込む。
ハイエンドゲーミングモニター「LG UltraGear」シリーズの新製品。4K解像度(3,840×2,160ドット)でありながら、リフレッシュレート144Hzに対応し、FPSやスポーツ、シューティングなど動きの速いゲームでもなめらかで残像感の少ないクリアな映像表現を可能にするとしている。
IPSパネルを採用し、視野角は上下左右178度と広く、輝度は400cd/平方メートル、コントラスト比は1,000:1。応答速度は1ms(GTG)。
パネルのバックライトにはナノメートル(nm)サイズの微細な粒子を使用。粒子が余分な黄色を吸収することで、より純度の高い色再現が可能となり、DCI-P3の色域98%をカバーする。
また、ディスプレイストリーム圧縮技術である「DSC」をサポートし、DisplayPortケーブル1本で映像デ ータの圧縮による情報量の減衰を抑えつつ、色味(10 ビットカラー)を限りなく忠実に再現するとしている。
VESAが策定したディスプレイのHDR規格「DisplayHDR 600」に対応。また、対応グラフィックスカードなどと組み合わせることで、ティアリング(ちらつき)やスタッタリング(カクつき)を減らして滑らかな映像表示を実現する「AMD FreeSync Premium Pro」と「NVIDIAのG-SYNC Compatible」をサポートする。
ゲーミング機能では、PCから入力された画面を出力するまでのラグを抑え、リアルタイムに表示する「DAS(Dynamic Action Sync)モード」、暗いシーンを自動判別して明るく表示する「ブラックスタビライザー」 、画面の中央に照準マークを表示するFPSゲーム向け「クロスヘア」を装備。
さらに、ディスプレイの背面が光るSphere Lightingを実装し、BGMや効果音に合わせて光の色が変化するサウンドモードや、映像の色合いに合わせて光が変化する映像モードを搭載する。
HDMI入力は2系統、DisplayPortは1系統装備。ステレオミニのヘッドホン出力や、USB端子(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)を備える。スピーカーは非搭載。消費電力は65W(最大95W/待機時0.5W)。
スタンドはピボット(90度)、高さ調整(110mm)、-5度~15度のチルト角調整を備えたエルゴノミックスタンド。スタンドを含む本体サイズはW609×D291mm×H461~571mm、重さは7.7kg。