埼玉西武ライオンズが7月21日より、メットライフドーム1塁側に「トレイン広場」を新設、敷地内に「CRAFT BEERS OF TRAIN PARK」「DAZN デッキ」「グリーンフォレスト デリ&カフェ」などをオープンします。
新型コロナウイルスの感染拡大により、プロ野球の公式戦は人数制限や短縮シーズンなど変則的な形で開催されている中、新しい施設の登場はライオンズファンだけでなく、野球好きも興味津々ではないでしょうか。新施設を見学できたので紹介したいと思います。
西武ライオンズ本拠地でワクワク
筆者はスポーツ全般になじみが薄く、メットライフドームに来るのも初めて。最寄り駅である「西武球場前駅」に着いただけで、非日常感から「オラ、ワクワクすっぞ!」的なテンション。
そして駅の目の前に存在する球場の存在感! 周囲を緑豊かな自然に囲まれていることもあり、都心にある東京ドームや横浜スタジアムとは違った印象ですね。それはさておき、まず紹介したいのが「CRAFT BEERS OF TRAIN PARK」。その名の通り、クラフトビール8種類やフードをテイクアウトして楽しめます。
クラフトビール8種類
クラフトビールは「グランドキリンIPA」(税込750円/900円)、「よなよなエール」(800円/950円)、「496」(税込750円/900円)、「ジャズベリー」(800円/950円)、「ブルックリンラガー」(750円/900円)、「FAR YEAST 東京ホワイト」(税込800円/950円)、「FAR YEAST 東京 IPA」(税込800円/950円)、「アフターダーク」(税込800円/950円)となります。 ※それぞれレギュラー(約300ml)とラージ(約420ml)サイズで提供
ビール好きにはたまらないこのお店、王道のピルスナーから、女性も飲みやすいフルーティーなベリー系など幅広くそろっているのが特徴です。
また広報担当さんによると、「今後は季節や要望などを鑑みながら、不定期で銘柄を変えていきたいと考えています」とのこと。今までは「国産ビール」となりがちでしたが、もっと選択肢を増やして選ぶ楽しさを感じてほしいというのが今回の試みだと言います。
ビールとピザという最高な組み合わせ
そしてもう一つの目玉が、ライオンズの応援アイテムであるフラッグに見立てたスクエア型の「フラッグピザ」。サイズが28cm×17cmとボリューム感抜群のうえ、カリッとしたクリスピー生地はビールに合いそう。
種類は「チョリソー&ハラペーニョ」(税込1,400円/800円)、「フレッシュトマトマルゲリータ」(税込1,300円/750円)、「ベーコン&アスパラ」(税込1,400円/800円)、「ポテマヨガーリック」(税込1,400円/800円)の4つが用意されています。※サイズはレギュラーとハーフ
そして、すべて、その場のピザ窯で焼き上げるので「できたての熱々」をビールと一緒に楽しめます! これは嬉しい、まさに「うおおお―――っ!!!! なんということだ――――っ!!!!!」となりますね。
それ以外にも、ビーフをフリット状に揚げて、サルサ、サワークリームどちらかにディップして食べる「アイダホフィンガーステーキ」(税込680円)も提供。これもビールに合いそうです。
がっつりメニューで満足
次に紹介したいのが、3塁側にある獅子ビルをリノベーションに伴い誕生したレストラン「グリーンフォレスト デリ&カフェ」です。およそ600平方メートルの店内には約230席が用意され、食事メニュー中心の「デリコーナー」と「カフェコーナー」の2エリアが混在します。
デリコーナーは複数のデリメニューから好きな「コールドデリ」(税込450円/単品)1種、「ホットデリ」(税込500円/単品)2種を選んで、パンもしくはライスにサラダが付いた「デリプレート」(税込1,300円)がお勧めだそう。なお試合中はデリ単品でのオーダーも可能です。
それ以外にも牛フィレを使った「牛フィレステーキ丼」(税込1,500円)、「牛フィレステーキプレート」(税込1,800円)、麦富士豚を使った「麦富士豚のステーキ丼」(税込1,300円)、「麦富士豚のステーキプレート」(税込1,600円)なども用意される他、子ども向けに「キッズプレート」(税込600円)も。
まさに世代問わずすべてのライオンズファンのお腹を満足させてくれそうで、「勝てる! 相手がどんな奴でも負けない!! おれは今究極のパワーを手に入れたのだ!!」と感じながら応援できると思ったのは筆者だけでしょうか。
ちなみにドリンクは「ビール(一番搾り/ハイネケン)」(税込750円)、「ハイボール」(税込600円)、「ソフトドリンク各種」(税込300円)などあり、セットにすると100円引きとなります。
また、カフェコーナーでは、カフェラテや抹茶ラテなど「各種(Iced/Hot)」(税込450円)や「ブレンドコーヒー(Iced/Hot)」(税込400円)、「フレッシュジュース」(税込500円~)の他、「グリーンフォレストカレー」(税込1,300円)、「メットライフドームパンケーキ」(税込900円)、「ココナッツパンケーキ」(税込1,200円)、「フルーツパンケーキ」(税込1,300円)などがあります。
カフェコーナーについては、野球のシーズンオフ期間も営業する予定だそうですが、予定なので詳細は球団ホームページで確認ください。
球場との一体感を楽しむ
今回紹介したレストランは獅子ビルと3塁側コンコースをつなぐ新しい「DAZN デッキ」にありますが、このデッキでは試合中継の他、映像コンテンツを放映するなど、試合前はもちろん、試合中もスタンドを離れて球場との一体感を楽しめるように考えて設計されたそうで、今後は各種イベントの開催場所としての利用も検討しているといいます。
さらに、獅子ビル3階には新しいグッズショップ「ライオンズ チームストア 獅子ビル」が誕生し、選手グッズだけでなくUFOキャッチャーなどもありました。野球に疎い筆者でも楽しそうに感じたので、ベテランのファンからファンデビューした初心者も満足できるのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響はいつまで続くか分かりませんが、「にどと われわれの前に姿を あらわさないでください」と言え、何の心配もなく野球観戦できる日が早く来ればいいですね。