女優の白石聖が、8月29日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『恐怖新聞』(毎週土曜23:40~ ※全7話)で、連ドラ初主演を務めることが21日、明らかになった。
つのだじろう氏の同名漫画を、ジャパニーズホラーのレジェンド・中田秀夫監督らの演出で映像化する同ドラマ。白石演じる京都市内の大学に通う女子大生・小野田詩弦は、念願の一人暮らしを始めた途端に、1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まる恐怖新聞が届くようになり、あることをきっかけに、その不条理な災厄に立ち向かい、降りかかる運命を変えていこうと自ら行動し、根源の究明に近づいていく。
白石は「オファーをいただいたときは、素直にすごくうれしかったです。ただ、連続ドラマ初の主演で、ホラー作品も初めてなので不安もあります。台本を読んだ印象は、つのだじろうさんの原作とはまた違う新しい『恐怖新聞』に仕上がっていて、撮影が楽しみになりました。でも読み進めるうちに、『次のページに何が起こるんだろう…あ~、やっぱり~、どんどんそんな方向に行っちゃうじゃん』みたいな“止まらない負の連鎖”で気分が沈みました(笑)。原作より恐怖感が強いと思います」と印象をコメント。
「私が演じる詩弦は、巻き込まれていく役なので、周りの方のお芝居に影響されていくのかなと思います。会話のキャッチボールをしっかりやっていきたいです。また、見ている方が私と一緒に驚いてもらえるように、息遣いや表情を意識することでホラー表現の引き出しを作っていきたいです。撮影は京都で行われるので、日本の古き良き建物の外観や風景が、ホラーとの親和性を生んでくれたら、より面白い作品になるのではないかなと思います」と期待を語る。
そして、「最終的には共感してもらえるような、目が覚めるようなお芝居ができればと思っています。そして『毎週怖いけどなんか見ちゃうんだよなぁ』と言われるような作品にしていきたいです。恐怖新聞が届く時間帯にドンピシャでお届けできるので、ぜひ楽しみに待っていてください」と呼びかけた。
詩弦の母親役には、黒木瞳が決定。「白石さんとは初めての共演となりますが、監督には絶対の信頼感があるので現場に何の不安もないですね。ある意味アットホームな雰囲気なので、親子役もあまり違和感なく普通に入っていけました。やっぱり監督の持つ雰囲気作りっていうのがあるんですね。ほどよい緊張とほどよい安心感で、意外と役に没頭できます」と話した。
また、中田監督は「白石聖さんとご一緒するのは初めてですが、彼女の持つ透明感、清楚さを大事にしつつ、その身に降りかかる“恐怖新聞の底知れぬ謎と災厄”に立ち向かう芯の強さを表現していただければと思います」とコメント。
後藤勝利プロデューサーは「最後まで応援し続けてもらえるヒロインの存在は不可欠でした。白石さんとは『絶対正義』でご一緒させていただき、視聴者を釘付けにできる圧倒的な存在感と、98年生まれ“奇跡の世代”の中でNo.1の呼び声が高い演技力を間近で体感させていただきましたので、オファーさせていただきました」と起用理由を語っている。