JVCケンウッドは、JVCブランドのテレビ用簡単リモコンに、ノバルスの乾電池型IoTデバイス「MaBeeeみまもり電池」を同梱し、テレビリモコンを介して家族の見守りサービスが利用できる「RM-A535 MB」シリーズ5製品を7月下旬に発売する。シャープ、東芝、日立、パナソニック、ソニー用に計5種類を用意。価格はオープンプライスで、店頭価格(税別)は各3,980円を見込む。別途、ノバルスが提供する見守りサービス(月額980円)への加入も必要。
「MaBeeeみまもり電池」は、市販の単4電池を入れて使う乾電池型のIoTデバイス。みまもり電池をリモコンの電池ボックスに装着し、見守られる側のスマートフォンとBluetoothで接続することで、専用アプリを介して見守る側のスマートフォンにリモコンの操作状況を通知する仕組みだ。見守られる側がリモコンを使用すると、クラウドを通じて見守る側のスマホアプリに「リモコンのボタンを押した履歴」が通知され、安否を確認できる。
見守られている側はいつも通りにテレビのリモコンを使うだけでよく、見守りカメラにあるような「監視されている感覚」を低減できるという。スマートフォンがあれば、リモコンにみまもり電池をセットするだけで、特別な機器や工事なしで見守りサービスが利用可能。単身で暮らす高齢者などの見守りを支援する商品として提案している。
アプリには最大6名まで登録可能なトークルーム機能があり、チャットでの会話が可能。リモコンの使用状況を検出し「毎朝見ているテレビ番組を今朝は見ていない」など、普段と異なる場合にトークルームに通知。また、リアルタイムモニターと過去の生活履歴と比較して変化を察知する過去推移モニターにより、生活のリズムの変化をいち早く検出できるとする。
リモコンは、国内メーカー5社の専用リモコンコードをあらかじめ設定済みですぐに使え、シンプルで見やすく押しやすい大型の丸ボタンを採用するなど、使いやすさを追求している(一部テレビでは初期設定が必要)。
なお、みまもり電池は、電池が切れても入れ替えることで繰り返し使え、電池残量の低下を検知した場合にはアプリでアラートを通知する。