お笑い芸人の有吉弘行とタレントのマツコ・デラックスが、17日に放送されたテレビ朝日系バラエティ『マツコ&有吉 かりそめ天国』(毎週金曜20:00~)で、軽度の認知症と診断された漫画家でタレントの蛭子能収について語り合った。
9日放送のテレビ東京系医療バラエティ番組『主治医が見つかる診療所』で、病状が明らかになった蛭子。放送翌日にはTwitterで、「認知症になりました。でも毎日元気に過ごしています。認知症以外は、人間ドックでも健康体です」と報告し、「フォロワーさん、応援してくださるみなさん、これからもよろしくお願い致します」と呼びかけた。
蛭子はこれまで『かりそめ天国』のVTR企画にも度々登場するなど、同番組でもお馴染みの存在。有吉はこの日の冒頭で「ビックリしちゃった……」と切り出し、「認知症になられたということで。ご本人とご家族がOKだったら(テレビに)出るというわけにはいかないのかね?」とタレント活動の継続を望みながら、「やっぱり、笑えないのかなぁ」「蛭子さんはまだまだ働きたいだろうし」と自問自答した。
一方のマツコも、「ビックリしたわよ、本当に……」と驚きを隠せない様子だが、「例えばだよ。そういうふうに認知症になっちゃった人は、今までみたいなことができないのかというのも変じゃない?」と投げかけ、「こっちが急に態度を変えるのも変じゃない? 今まで通りできないの?」と思案。
すると有吉は、「確かにツッコミにくくはなるよね」「難しいよね。でも、蛭子さんって茶目っ気のある人だからさ、わざとやってきそうじゃん(笑)」と想像を膨らせ、マツコも、「それをやっても悲壮感が出ずにいられる稀有な人だと思う」とその人柄を伝えながら思いを巡らせた。
そして、「またご一緒したいなと思う」「難しい状況だけど、蛭子さんご本人がいいんなら」と共演を希望した有吉。マツコの「今までの感謝もあるわけじゃん。私たちは。さんざっぱら蛭子さんで遊んで来たわけだからさ(笑)。それはもうね、やるべきだと思うんだけどな私は」「ご本人は働きたいとおっしゃってたもんね。なんか、うまいことやれる気はするんだよな」という意見に有吉は「そうだね」と頷き、「お会いしたいね」と期待を寄せていた。