きょう18日に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』(毎週土曜22:10~ ※一部地域除く)では、“年俸120円の現役Jリーガー”が登場する。
アビコさんは現在、J3リーグ・Y.S.C.C横浜に所属し、10~20代の選手に混じってプレーする、42歳の正真正銘Jリーガー。プロになったのは40歳のときで、それまでは15年間普通のサラリーマンをしていた。しかし、一念発起してプロを目指し、昨年、ついにJリーグ史上最年長デビューを達成したのだ。
もともとアビコさんは幼い頃からプロサッカー選手を目指し、17歳で単身ブラジルへサッカー留学するほどの腕前の持ち主。ところが帰国後、大きな挫折を味わい、23歳のときにサラリーマンになることを選んでしまう。同僚になぜプロになることを諦めたのか聞かれるたび、理由を説明したいたものの、すべて真っ赤なウソ。当時、アビコさんに何が起きていたのか。
ビジネスマンとして優秀で、稼ぎも相当あったものの、30代の終わりに人生の大きな転機が訪れる。長く本格的に運動をしていなかったため、スポーツジムに通うことにしたのだが、そこでトレーナーからの“悪魔のささやき”に、「いまの安定した生活を捨てて、プロになる!」と決意。トレーナーが“営業トーク”で言ったのに、アビコさんのやる気に火をつけた言葉とは。
若い当時、アスリートとして厳しいトレーニングをしていたとはいえ、15年ものブランクがあった人がいきなりプロになるのは、実現不可能に近い話。トレーナーを巻き込んで、禁断ともいえるトレーニング方法を編み出し、サラリーマン時代に培ったビジネスのスキルを駆使してサッカー選手としての経験値を上げていった。ついにはトライアウトの場で年俸に関する驚きの提案をし、仮合格を勝ち取ってしまう。
年齢の壁をぶち破り、長年の夢を実現したアビコさん。今年限りでの引退を宣言する一方、残された時間をJリーガーとして活動すべく、自分を鼓舞し続ける熱血男の奮闘物語が明かされる。