JTBパブリッシングは29日、『時刻表完全復刻版』の第3弾『時刻表完全復刻版1988年3月号』を発売する。
『時刻表完全復刻版』シリーズは、「JTB時刻表」の前身である「交通公社の時刻表」を再現した本。今回発売される第3弾では、1988(昭和63)年3月号の内容を当時のまま掲載(広告は除く)した。青函トンネルと瀬戸大橋が開業し、北海道から九州・四国までひとつのレールでつながったときの鉄道の時刻をはじめ、その他のバス・航空の当時の時刻をそのまま見ることができる、資料的にも価値がある1冊となっている。
表紙にはカバーを付け、資料としても保存しやすい仕様に。カバーを外すと、開業直後の青函トンネルから出てくる電気機関車ED79形と50系客車の写真を用いた当時の表紙が再現されている。
当時、編集に携っていた『JTB時刻表』の元編集長で、現在は鉄道ライターとしても活躍する木村嘉男氏による、注目すべきポイントの解説も収録した。『時刻表完全復刻版1988年3月号』はB5判、1,800円(税抜)。全国の書店で取り扱う。