お笑いタレントの東野幸治が15日、自身の公式YouTubeチャンネル「東野幸治の幻ラジオ」に公開した動画にて、ナインティナインの岡村隆史と共演するバラエティ番組『東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい~』(日本テレビ系)の誕生秘話を披露した。
「【第50回】旅猿は一体どうすればいいんだ」と題して公開された動画にて、東野は「(『旅猿』を)なんでやったかというと、ナインティナインの岡村くんが吉本興業と仲が悪かったんです。吉本興業は『仲良くならなアカン、信用してもらわなアカン』と思って、たぶんいくつか番組の企画書を持って行った」と述べた。
続けて「なんとナインティナインの岡村隆史さんのお眼鏡にかなったのが『東野幸治がイルカと泳ぐ』という企画だったんです」と明かした。
かつて東野は、番組制作会社スタッフとの話し合いの中で「南の島でイルカと泳ぎたい」と口にしていたといい、「何気なく言ったことを、(スタッフが)たぶん覚えてて、企画書として書いたんでしょうね」と推察した。
しかし、企画を提案されたときを振り返り、「そのときの正直な気持ちは『今はそんなにイルカと泳ぎたくないねんけどな』っていう気持ちやったんですよ」と東野。「『今、ちょっとイルカと泳ぎたい気持ちじゃないんですよね~』って言ったら、すっごい肩を落としてて『やっと岡村さんと仕事ができるのに…イルカと泳いでくれませんか…?』って言われて(笑)」と笑った。
結果、東野の「インドに行きたい」という希望を汲んで、TBS系のお正月特番として東野と岡村のインド旅が放送された。しかし、東野は「視聴率は2%くらい。裏の『箱根駅伝』が28%ぐらいちゃうかな。惨敗中の惨敗でしたよ」と回想した。
そして、東野は「1年後ぐらいにそれを作ったスタッフが日本テレビに別の仕事で行ったときに、『“インドの旅”面白かったですね。またやらないんですか?』『いや、視聴率が悪くてTBSがやってくれないんです』『日本テレビでやってください』って言って。それで土曜日の昼過ぎの特番として、関東ローカルでやり出したのが『旅猿』」と説明した。