2020年度後期NHK連続テレビ小説『おちょやん』のヒロイン・竹井千代役を演じる女優の杉咲花が14日、NHK大阪のスタジオでクランクインした。
初日に撮影したのは、道頓堀の芝居茶屋で女中として働くシーンで、子役から代わって杉咲演じる千代が本格的に登場する最初の場面となる。
杉咲は「これまで、現場へ、千代へ、千代の大切な仲間たちへ、とにかく想いを馳せる日々でした。無事にクランクインできた今日、今まで感じたことのなかったような高揚感があり、現場にいられることの幸せを改めて噛みしめていたら撮影はあっという間に終わっていました」と感想をコメント。
「温かいおちょやんチームの皆様に迎え入れていただけて、これからの日々が本当に楽しみになりました。たくさんの方に楽しんでいただける作品になりますように、おちょやんチームの皆さんと、体に気をつけながら、心を込めて頑張っていきたいと思います!」と意気込んでいる。
103作目の“朝ドラ”となる『おちょやん』は、今なお上方女優の代名詞と言える存在で“大阪のお母さん”として親しまれてきた喜劇女優・浪花千栄子をモデルにした作品。大正から昭和の戦前、戦中、戦後の大阪を舞台に、貧しい家庭に生まれたヒロイン・竹井千代が、女優の道を駆け上がっていく波乱万丈の人生を描く。タイトルの“おちょやん”は大阪の言葉で、茶屋や料亭などで働く“小さい女中さん”を意味する。
なお、ヒロイン幼少期は、毎田暖乃が演じる。
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