お笑い芸人の出川哲朗が、15日に放送されたTBS系バラエティ番組『バナナサンド』(毎週水曜23:56~)にゲスト出演し、お笑いコンビ・バナナマンを絶賛した。
出川は、「ぜひしゃべりたいことがある」と切り出し、「これはテレビでずっと言いたかったんだけど、バナナマンはとにかく……すごい」。予想外のシンプルなコメントにスタジオがざわつく中、出川は「バナナマンのことを実は尊敬してまして」と続け、「例えば、VTRだけ観ている番組なんて、スタジオ部分なんて使われないじゃない? 絶対に使われないのを分かっていて、この2人、オープニングから全力で、毎回同じことやって、もちろんスタジオはウケる。でも絶対に使われないのよ。その番組は結局、VTRから始まるから。オープニングなんて絶対に使われないのに、毎回やるの。絶対に使われないのに」と熱弁した。
さらに、「すごいなと思うのが、後ろにゲストの女の子とかアイドルが来るんだけど、しょうもないことを言っちゃう子もいるじゃない?」「すかさないで、必ず後ろのゲストを盛り上げようと必ず一生懸命やるのよ。その流れは絶対に使われないのに」とゲストへの気配りにも胸を打たれたようで、「VTRを見てても、VTRに突っ込むのよ。でも、そんなのほとんど使われないのよ」と別の例も挙げた。
同番組には関根勤も同席していたらしく、「てっちゃん、バナナマンは手を抜かないね」と感心していたそうで、出川は「設楽なんて正直、番組なんて流していいのよ。あんな帯やって、メインゲストもやっているのに、今も100%の力で全員のゲストに振ってへんてこりんな空気になっても、その人をおいしくしようとして。使われないのよ」「それでもこの2人は絶対に手を抜かない。ずっとやり続けているから、俺はこの2人を見ていて、本当に尊敬に値する」と激賞。
バナナマンの2人は喜びながらも、「なんで俺、そんなに使われないんだろう(笑)」「褒めてくれてるのに、どんどんヘコんでくる。全然使われないんだよなぁ」(設楽統)、「言うことが面白くないんですかね」(日村勇紀)と苦笑していた。