ビジネスアシストパートナはこのほど、「withコロナ時代での会社の不満」に関する調査結果を発表した。同調査は6月22日~23日、全国の20代~40代の会社員男女1,151人を対象に、インターネットで実施した。
コロナ禍で上司に不満を感じたことはあるか尋ねたところ、44.5%が「はい」と回答した。どのようなところに不満を感じたか聞くと、「急にオンライン会議を多用してきた」(20代/男性)、「オンラインの提出物が以前の倍になって業務時間が増えた」(20代/男性)、「在宅勤務についての説明が不十分」(30代/女性)、「マスクをしないで話しかける(30代/女性」などの声が挙がった。
withコロナ時代の働き方に合わせて、勤務している会社は働き方改革ができていると思うか尋ねると、32.3%が「あまりできていないと思う」、22.0%が「全くできていないと思う」と答え、半数が働き方改革ができていないと思っていることがわかった。
働き方改革ができていない理由は何かを聞いたところ、「テレワークの仕組みが確立できていない」(54.2%)が最も多く、「時短勤務など多様な働き方に対応していない」(39.6%)、「残業が多い」(16.6%)、「非正規雇用者に待遇の格差がある」(13.3%)、「システムや代行会社に任せられる業務が多い」(9.8%)が続いた。
「システムや代行会社に任せればいいのにと思う業務」は何だと思うか尋ねたところ、最も多い回答は「書類などのペーパーレス化」(51.1%)で、「資料作成」(25.2%)、「経理業務」(23.6%)、「在庫管理」(19.2%)、「顧客管理」(14.3%)と続いた。
資料を1部作成するのにどのくらいの時間がかかるか聞くと、「3時間未満」(52.5%)が最も多く、次いで「3時間以上1日以内」(31.7%)、「1日以上3日以内」(10.9%)、「3日以上」(4.9%)となった。
資料作成をするにあたって苦戦したことを尋ねると、「パワポやエクセルを使いこなせない」(21.7%)という回答が最も多かった。次いで「デザイン・レイアウトをどうしたら良いかわからない」(18.6%)、「時間がかなりかかってしまった」(16.5%)と続いた。
今後オンラインでのやり取りが増えてくる中で、資料のクオリティは重要だと思うか尋ねたところ、58.5%が「そう思う」、18.0%が「非常にそう思う」と回答した。7割以上が資料のクオリティを重視していることがわかった。
資料作成について実際にどう思うか聞くと、25.1%が「資料作成する時間を他の業務に充てたい」と回答した。22.6%は「残業になってしまうのが嫌だ」、17.3%は「作成しても修正が多いので作成したくない」と答えている。「時間がかかってしまうのでできれば作成したくない」(16.2%)、「正直苦手なのでやりたくない」(15.1%)という意見もあった。