ヤフーは7月15日、2020年10月1日より、リモートワークの回数制限を解除するとともに、フレックスタイム勤務のコアタイムを廃止すると発表した。新しい働き方を導入することで、生産性の向上と創造性の発揮を目指す。
対象者に最大7,000円を支給
今回の取り組みの対象は、全国の正社員・契約社員・嘱託社員全7,104人。対象者には最大月7,000円(どこでもオフィス手当4,000円+通信費補助3,000円)を補助する一方、通勤定期券代の支給を停止する(通勤交通費は実費支給)。なお、働く場所は自宅の他にも個人の創造性が発揮される場所とし、制限は設けない。
また7月15日より、ヤフー以外で本業に従事する人の副業先としての受け入れを開始。第1弾として、戦略アドバイザー最大10人、事業プランアドバイザー最大100人を募集する。これにより、「従来では交わる機会が得られなかった人材とともに、新たな事業やサービスにつながるイノベーションの創出」を目指すとしている。
同社は2013年、リモートワーク制度「どこでもオフィス」を導入。また、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、2020年2月より段階的に、月5回を上限としていたリモートワークの制限を解除して原則在宅勤務とするとともに、会議や採用活動、社内研修などの全てをオンラインで実施するといった取り組みを行ってきた。