コロナ太りを気にしている方も多いのではないでしょうか。ダイエットするために食事の量を減らしてしまうと、食事から取ることができる水分量も減ってしまいます。夏の暑い時期に水分摂取量が減ってしまうと、熱中症にかかる可能性が高くなるため、注意が必要です。今回は、ダイエット中にもおすすめの水分補給ドリンクをご紹介しましょう。
ダイエット中にどのくらい水分をとるべき?
テレビにでる女優さんやモデルなど、水をしっかり取っているイメージがあるので、こまめに飲むと、きれいになると思っている方も多いのではないでしょうか。人間の体は、ほとんど水でできていると言っても良いぐらい、大切なもので、体内から水が不足してしまうと、命に関わる危険もあります。性別や年齢差はありますが、子供では約70%、成人では約60~65%を水が占めています。
人間が1日に必要とする水分量は、食事以外に1~1.5リットルと言われています。食事で約1リットル補うことができるといわれていますので、この食事量を減らしてしまうと食事以外の水分量を増やす必要があります。1日に必要な水分量は2.5リットルほどですが、汗をかく夏場、運動をしたとき、飲酒した後などは特に注意が必要で、水分の必要量が増えます。気温が高い時期には、1.2リットルほどプラスする必要があるともいわれています。
水太り予防に水分を減らすのはNG!
ダイエット中に水太りするからと水分摂取量を減らしてしまう方もいます。しかし、むやみに水分を減らすと、夏に引き起こしがちな熱中症をはじめ、脳血管がつまり、脳細胞に栄養が届かなくなる脳梗塞、動脈硬化による心筋梗塞など、さまざまな重大な病気を引き起こしてしまう原因にもなります。
水分をたくさんとっても、尿などで排泄されるため健康な人は、太る原因にはなりません。水を飲んで太ったと感じるのは、多くはむくみが原因です。塩分を多く摂ると、体の中の浸透圧を一定に保とうと働き、水分を体に溜め込むようになります。そのため、むくみとなり、体重が増える原因にもなります。外食を多く利用する人は注意が必要ですし、熱中症予防のためといって、塩分を多く摂り過ぎないように意識していきましょう。
水分摂取には何がおすすめ?
水をこまめにとることがおすすめです。その他、食事の一品にスープや味噌汁などの汁物をプラスしたり、コーヒーやお茶なども飲用して水分を補いましょう。夏は、冷たいものを選びがちですが、体を冷やすと代謝が落ちることにもつながりますので、なるべく常温や温かい飲み物を選び、砂糖入りの飲み物は避けるようにしましょう。
また、利尿作用のあるカフェインの多い飲み物の摂り過ぎやアルコールは注意が必要です。アルコールで水分を摂っているから大丈夫と感じる人もいますが、アルコールは腎血流を増加させ、摂った以上に水分が尿に出てしまい脱水となります。そして、砂糖入り飲料を大量に摂ると、過剰に糖分をとってしまうことにより高血糖となり、利尿による脱水を引き起こします。
ダイエット中にもおすすめドリンク
ダイエット中であっても、食事量を減らさずに、水分を食事からもしっかり補っていきましょう。夏の時期は、夏野菜と呼ばれるトマトやきゅうり、なすなどの野菜が並びます。これらの旬の夏野菜は、水分やカリウムを多く含み、汗で不足しがちな水分、カリウムを補い、体を冷やしてくれる働きもあります。トマト1個、きゅうり1本で約150mlの水分も補えますので、おやつにもおすすめです。今回は、簡単に作れるおすすめドリンクをご紹介しましょう。
ダイエット中にもおすすめ! 美肌ドリンク
<材料>(2人分)
赤ピーマン(冷凍したもの) 1個
りんご 1/2個
レモン汁 小さじ1
水 適宜
はちみつ 適宜
<作り方>
1:赤ピーマン、りんごは一口大に切る。
2:ミキサーに1とレモン汁、水カップ1/2程度、はちみつは小さじ1杯程度加え、なめらかになるまでかくはんしたらできあがり。
<ポイント>
水の量や甘みはお好みで調整してみましょう。ピーマンはビタミンCも豊富で抗酸化作用も期待できます。食欲がわかないときにも、栄養たっぷりドリンクなら取り入れやすくなります。水分とビタミンも補いながら、きれいにダイエットしましょう。