リクルート住まいカンパニーは7月14日、「JR中央線・快速停車駅の中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版」を発表した。調査は2020年2~4月、JR中央線沿線の快速停車駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)で、駅徒歩15分圏内、築年数35年未満、専有面積50平米以上、80平米未満、物件価格相場3億円以下、敷地権利は所有権のみの物件を対象に行われた。なお、物件相場は、対象期間でSUUMOに掲載された中古マンション価格から中央値を算出されている。
調査結果は以下の通り。1位「西八王子」(1,940万円)、2位「日野」(2,680万円)、3位 「八王子」(2,980万円)、4位「豊田」(3,435万円)、5位「西国分寺」(3,599万円)、6位「東小金井」「立川」(3,780万円)、8位「国立」(3,989万円)、9位「武蔵小金井」(4,290万円)、10位「武蔵境」(4,365万円)となっている。
最も中古マンションの価格相場が安かったのは西八王子駅。価格相場は唯一の1,000万円台で1,940万円、2位より740万円も低い。同社によると、八王子駅に比べ、西八王子駅は都心へのアクセスに少々時間はかかるが、八王子駅で快速から通勤特快に乗り換える手もあり、価格相場が八王子駅よりも1,000万円も低い西八王子駅は、穴場と言えるかもしれないという。
また、2位の日野駅には「駅周辺には飲食店や個人商店があるほか、スーパーも点在している」、4位の豊田駅は「日野駅と近接しているわりに価格相場の開きは大きい結果となった」という。
なお、今回の調査では、高尾駅、神田駅、東京駅は調査対象となる物件数が条件に満たなかったためランキングから除外している。