新型コロナウイルスが三密で感染リスクが高まる以上、仕事だけでなく様々なことについてオンライン化が進むことは避けられません。そして、それは恋愛も例外ではありません。では、「新しい生活様式」は恋愛環境における男性のモテ/非モテ化において、どのような影響を与えるのでしょうか?

足掛け30年にわたる2,000回以上の合コン経験を生かして、かつては17年外資系証券会社の営業マンとして、現在では男性向け恋愛アドバイザーとして活動する筆者が、この問題について解説します。

  • withコロナ時代、モテる男性になるには

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なぜモテる人、モテない人がいる? その違いは?

そもそも、モテる男性とモテない男性の違いを挙げれば数多あり、全部を解説する紙面の余裕もありません。ここでは、シンプルにJFKというモテる男が持っている3つの概念をお伝えします。JFKとは女性にモテる男性が持っている3つの要素、「自信・雰囲気・会話力」をローマ字表記したときの頭文字をとったものです。

J : 自信

まずJFKのJである自信ですが、これは極めて大事な要素です。基本的に、女性は自分に自信のない男性を恋愛対象として見ることはありません。なぜかと言うと、自分に自信のない男性は弱いオスだと見做すからです。本能的により強い遺伝子を求める女性と言う生き物は、相手が弱いオスだと認識した時点で相手を性的対象から瞬時に外します。

男性にとって厄介なことに、男性の自信の有無を見抜く女性の本能的能力は極めて高いです。男性は自信を持った振舞を見せようと付け焼き刃の努力をしても、ちょっとした目線のオドオドした動きや発する言葉の力ない抑揚などから、自分に自信のない男性は一瞬で女性に見抜かれてしまいます。

「性格はいい人なのだけど、彼女ができない」という男性を見聞きする機会があなたにもよくあるでしょう。そうした男性は会った瞬間に自分の自信のなさを女性に瞬時に見抜かれているから、女性と友達にはなれても彼氏にはなれないのです。

F : 雰囲気

JFKのF、雰囲気も大切な要素です。雰囲気と言うと漠然とした概念で分かりにくいのですが、最も大事なのは「この人、他の女性にもモテているんだろうなあ」という、自分以外のライバル女性の存在を感じさせる雰囲気です。

女性は良いルックスや大きな経済力など分かり易い要素に加えて、「他の女性に人気のある男性」に魅力を感じる本能を持っています。顔もそんなに良くない、特段たくさんのお金を持っている訳でもない、でもなぜか女性にはよくモテる。そんな男性をあなたも見たことがないでしょうか。

そうした男性は例外なく、女性に対して「この男性は他の女性にもモテる」という印象を与えています。他の女性に取られる前に、モテていそうな男性、つまり他の女性が狙っていそうな男性をできる限り早く自分の手中に収めたいという気持ちが無意識に心の中に芽生えます。それほど、雰囲気は大事なのです。

K : 会話力

JFKのK、会話力も同じく肝要な能力です。なぜなら、先にお伝えした自信と雰囲気は、主に会話を通じて相手女性に印象付けられるからです。言い方を変えれば、モテる男性は女性と会話することによって、自分の自信と、好意を寄せる他の女性の存在を感じさせる雰囲気を相手女性に感じさせることができます。モテない男性はそれができません。

また、女性と会話をする上で大事なのが、聞き上手になることです。聞き上手と言うことは即ち「話させ上手」であることです。では、なぜ話させ上手な男性は女性にモテるのでしょうか? 理由は2つあります。

1つ目は、女性は概して自分がおしゃべりすることが大好きなので、自分が話している間に心理的快感を覚えます。そして、その結果として自分の話を聞いてくれる相手に対して人間的好意を覚えます。この好意はすぐに恋愛感情に変わるとは限りませんが、少なくとも後々恋愛関係を築こうとする上でプラスに働くのは間違いありません。

2つ目は、女性の話を聞くことによって、相手女性に関するより多くの情報を得ることができるからです。女性にモテない男性は、得てして自分の武勇伝や自慢話を話すことに酔ってしまって、相手の話を聞かない傾向にあります。これでは、女性は男性の自慢話が嫌いであるというマイナス要素に加えて、相手女性の情報収集もできません。モテる男性は女性にたくさん話をさせることによって、相手を気持ちよくさせながら、したたかに相手の情報収集を行っているのです。