テレビ東京ほかで新たにスタートする、ドラマ25『女子グルメバーガー部』(7月10日スタート 毎週金曜24:52〜)。今ひそかにブームになっている、普段なじみのあるハンバーガーとは味や量、材料、製法、値段も一線を画すグルメバーガーの魅力にハマった12人の女子たちが主役となり、毎回2人の悩める女子がこれまで食べたことのないグルメバーガーを頬張る。
週替わりでドラマ内に登場するグルメバーガー店は全て実在する店舗で、ハイスピードカメラを駆使して料理シーンやこだわりポイント、照明やパティを焼く音などにも力を入れた新たな”飯テロ"ドラマとなった同作。今回は、第1話に登場する、彼氏にフラれやけ食い寸前のこず恵を演じた大原優乃にリモートでインタビューし、作品のポイントについて話を聞いた。(写真は本人自撮り)
■「また食べる役」コメントからパワー
――今回、12人の女子がグルメバーガーを頬張る新たな飯テロドラマが誕生しましたが、企画を聞いた時にはどういう風に思われましたか?
最初にまず「テレ東さんの深夜枠らしいドラマだな」と思いました。台本を読んだ時に、テレ東さんでこのドラマが放送されていることを想像しやすくて、世界観が理解できたので、撮影に入るのがすごく楽しみでした。
――大原さんが出演されていた、1月クールの『ゆるキャン△』も飯テロだ! と言われていましたが、共通点も感じられましたか?
『女子グルメバーガー部』への出演が解禁されたときに、「また大原優乃が食べる役をいただいたようだ」というコメントがあって、それがすごく面白かったし、パワーをもらいました(笑)。でも『ゆるキャン△』で食べるシーンは難しいという印象があったので、丁寧にやりたいなと思ってました。
――ちなみに、テレ東さんの飯テロドラマで、大原さんが観ていた作品は?
『ゆるキャン△』に出演するにあたって『孤独のグルメ』を観ましたし、『新米姉妹のふたりごはん』も観ていました。「テレ東さんって、食べ物をおいしそうに撮るプロだなあ~!」と尊敬していたので、私もその技に甘えて、全力で食べました。今までやってきたドラマとは、またカット割りも違って、面白かったです。
――1話を拝見しましたが、グルメバーガー、あまりに豪華すぎて口に入り切らないのでは! というくらいでしたね。
本当に、最初は、思い切り大きな口を開けるから「自分の顔はどう映っちゃうんだろう?」と頭の片隅で気になったりしていました。でもそんなこと気にしていられないくらいのボリュームだったので、ちゃんと向き合いたいなと思って、もう、気にせず食べました(笑)。
――1話ではこず恵が元彼から「おいしそうに食べるところが好き」と言われるシーンがありますが、そこは大原さんとも共通しているんでしょうか?
確かに、お母さんにもよく「おいしそうに食べるね」と言われます。食べることが好きという気持ちは同じですね。
――今回の撮影では喫茶店店員・映美役の佐々木美玲(日向坂46)さんとずっと一緒に行動していましたが、合間にお二人でお話などもされていたんですか?
グルメバーガーを食べるシーンは寄りでのカットが多かったので、1人ずつ撮ってもらうことが多く、互いに食べてるシーンを応援しつつも「ふふふ」って笑う、みたいな(笑)。みーぱん(佐々木)とは同い年というのもあって、すぐ仲良くなれました。すごく真面目な方ですし、周りへの気づかいが素晴らしくて、人として尊敬する部分が多かったので、今回作品でご一緒させてもらえたのが嬉しかったです。番宣で再会した時には、「ゆーベイビーちゃん!」と、撮影の時に付けてくれたあだ名で呼んでくれました(笑)。
――どういう経緯で「ゆーベイビーちゃん」に…?
最初は「赤ちゃん」「ベイビーちゃん」と呼ばれてたんですけど、その後「ゆーベイビーちゃん」になりました(笑)。
■明日への不安な気持ちを思い出した
――かわいらしいあだ名ですね(笑)。新型コロナウイルスの影響で、外出自粛期間も続きましたが、家にいる間はどんなことを考えていましたか?
最近はありがたいことに、毎日のようにお仕事させてもらっていたんですけど、2年ほど前は本当にお仕事がなくて、その時期が半年間くらい続いたので、家にいた時の気持ちを思い出して、初心に返ることができました。
今までは「明日はこのお仕事だから、この準備をしよう」とか、近いところのことまでしか考えることができなかったんですけど、ずっと家にいることで、明日への不安な気持ちを思い出して。もっと先の未来に対して、考えるようになりました。
――先の未来については、どういう気持ちになりましたか?
「やっぱり、このお仕事が好きなんだな」と思いました。お家にいる間も、「もしまたイベントで応援してくださる方にお会いできたら、前よりもいい自分でいたいな」と考えるようになりましたし、そのための準備として、色々な作品などを見たりするようにしていました。
1週間、毎日ファンクラブのブログを更新したんですけど、コメントをいただくというのも当たり前じゃないなと思ったんです。おうちで一人でいると、喋る時間も少ないし、ファンの方のコメントが嬉しかったです。
――色々と見つめ直す期間にもなったんですね。それでは、最後に作品を楽しみにしているみなさんにメッセージをいただけたら。
金曜日の深夜にこの”飯テロ”なドラマを見ていただくと、週末はグルメバーガーを食べたくなると思うので、ぜひ皆さんも食べてみて体感して欲しいです。あとは、12人の女の子の食べっぷりであったり、少しずつつながっていくストーリーも楽しんでもらえたら嬉しいです。
(C)「女子グルメバーガー部」製作委員会
■大原優乃
1999年10月8日生まれ、鹿児島県出身。男女5人ユニット「Dream5」のメンバーとして活躍し、テレビアニメ『妖怪ウォッチ』の主題歌「ようかい体操第一」「ダン・ダン ドゥビ・ズバー!」「ようかい体操第二」などが大ヒットした。現在女優としても活動し、舞台『クォンタムドールズ2017』(17)で初主演。主な出演作にドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です』『都立水商! 〜令和〜』(19年)、『ゆるキャン△』(20年)、映画『4月の君、スピカ。』(19年)など。