JR東海は今月7日から続く豪雨で被災した高山本線と飯田線について、全線運転再開には「相当な日数」がかかるとの見通しを明らかにした。
高山本線は豪雨の影響により、飛騨一ノ宮~高山間で線路に土砂が流入したほか、複数の箇所で土砂流入や線路冠水の被害を受けたという。飯田線も小和田~中井侍間を中心に同様の被害を受けた。線路設備が損壊するなどの被害も起きており、7月10日以降も当分の間、列車の運休が発生する。特急「(ワイドビュー)ひだ」「(ワイドビュー)伊那路」はすべての列車を当面運休とする。
JR東海は天候が回復した地点から現地調査を順次進めており、被害状況の全容把握を急ぐ考え。運転再開日については決まり次第、発表される。