米Appleは7月9日 (現地時間)、6月にWWDC20で発表した「macOS Big Sur」のパブリックベータ・プログラムを開始した。パブリックベータ版の配信開始は「間もなく」となっている。有効なApple IDを持っていてApple Beta Software Programの規約に同意して登録すれば、動作対象機種を持つユーザーは誰でもパブリックベータ版を試用できる。macOS Big Surは秋に正式版が登場する予定だ。
Apple Beta Software Programに初めて参加する新規ユーザーのパブリックベータ版の導入までのステップは以下の通り。
- Apple Beta Software Programのページでプログラム参加登録
- Time MachineなどでインストールするMacのバックアップを作成
- macOSパブリックベータ・アクセスユーティリティを使って使用するMacを登録
- 「システム環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」から、macOSパブリックベータをダウンロード
9日時点でmacOS Big Surのパブリックベータ・プログラムのページからmacOSパブリックベータ・アクセスユーティリティの入手・インストールが可能。ベータ版の配信開始は「間もなく」となっている。Macの登録が必要なのは新規登録のみで、macOS CatalinaやmacOS Mojaveのパブリックベータ版で動作するMacはソフトウェア・アップデートにmacOS Big Surのパブリックベータ版へのアップデートが現れる。
Apple Beta Software Programは、プレリリースソフトウエアの試用を通じてフィードバックを収集し、開発中のソフトウェアの問題の特定と修正、品質向上に役立てるプログラムだ。試用においては、エラーや不具合が発生したり正しく機能しなかったりする可能性があるため、Appleはサブ機またはサブパーティションにインストールすることを強く勧めている。
Apple Beta Softwareプログラムで使用するパブリックベータ・ソフトウェアは機密情報であり、スクリーンショットの公開や投稿、Apple Beta Software Program参加者以外とのパブリックベータ版の情報の共有、ソフトウェアに関する情報の公開などは禁じられている (Appleが公開した技術情報は機密扱いから除外)。