JR九州は9日、九州全域の豪雨による線路災害の影響を受け、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の運行再開予定日を変更すると発表した。現時点で8月15日の運行再開をめざしており、運行ルートは「調整中」としている。
クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、2020年3月から運行を休止している。今後、感染症対策を施した上で、7月14日の3泊4日コースから運行再開する予定だったが、7月に入ってから九州各地で豪雨災害が続き、橋りょうが流出した肥薩線や久大本線をはじめ、鉄道施設の被害も多く発生していることから、運行再開予定日を延期することになった。
これにともない、7月14・21・28日(火曜日)出発の3泊4日コース、7月18・25日と8月1日(土曜日)出発の1泊2日コースが運休に。当初から運休となっているお盆期間を経て、1泊2日コースは8月15日(土曜日)出発分、3泊4日コースは8月18日(火曜日)出発分からの運行再開を予定している。運行ルートは決まり次第、改めて告知するとのこと。
運行再開に先立ち、8月4日から3泊4日コース、8月4日から1日2日コースのルートで、通常運転再開に向けた準備として訓練運行を実施する予定。なお、今後も気象状況や災害等の状況により、運行再開の時期を変更する場合がある。