アイリスオーヤマは7月9日、宮城県角田工場のマスク生産ラインを本格稼働したと発表した。角田工場からのマスク出荷も順次開始する。今後、生産設備を拡大することで、国内生産1億5千万枚/月の生産体制の構築を目指す。
角田工場では不織布マスクだけでなく、メルトブロー(中間層フィルター)や、スパンボンド(内側と外側の単層不織布)といったマスク用素材の生産も行う。
同社は中国の大連工場(中国・遼寧省)と蘇州工場(中国・江蘇省)の2拠点でマスクを生産していたが、マスク不足の長期化を受け、宮城県角田工場の一部を改修して不織布マスクの生産を行うと、2020年3月に発表。2020年5月、生産設備を角田工場に搬入していた。