三菱電機は7月21日に、IHジャー炊飯器「本炭釜」シリーズの新モデル「NJ-VWB10」を発売する。8月21日には、同じく本炭釜シリーズのプレミアムモデル「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」を発売する。価格はオープン、推定市場価格はNJ-VWB10が80,000円、プレミアムモデルのNJ-AWB10が100,000円(以下すべて税別)。
本炭釜シリーズは、純度99.9%の炭素素材を内釜に使用したIH炊飯ジャー。炭は優れた発熱性と遠赤効果があり、IHでは炭が丸ごと発熱体となるため、内釜全体を一気に加熱してお米の芯まで熱を伝えられる。
プレミアムモデルであるNJ-AWB10は、新機能としてまとめ炊き(冷凍用)モードを搭載。時間をかけてお米にじっくり給水させることで、ごはんを一粒一粒、保水膜で覆って米同士がくっつきにくい状態で炊き上げ。このため、冷凍後でも炊き立てと同じ粒感が味わえるという。このモードは米の甘みも引き出し、甘み成分はふつうモードと比較すると約12%アップ。このほか、エスニック料理に便利な長粒米モードを用意。内釜には長粒米用の水位目盛りを設けている。
本炭釜シリーズのNJ-AWB10とNJ-VWB10で共通の新しい要素としては、内釜の耐久性がアップ。内釜でそのまま100万回洗米しても、コーティングが剥がれないとしている。また、共通の新モードとして、0.5合から美味しく炊飯できる少量名人モードを搭載。以前から備えていた「銘柄芳潤炊き」では、新たに「天のつぶ」、「里山のつぶ」、「きらら397」の銘柄を追加した。
両製品とも炊飯容量は0.5合~5.5合、NJ-AWB10は本体サイズが幅285×奥行320×高さ249mm、重さ5.8kgで、内釜に羽釜形状の本炭釜を採用。カラーは黒曜と月白の2色。NJ-VWB10は本体サイズが幅237×奥行292×高さ227mm、重さ5.1kg、内釜に本炭釜を採用。カラーは赤紅玉と黒真珠の2色。
合わせて、コンパクトな「炭炊釜」シリーズも発売。推定市場価格は、5.5合炊きのNJ-VXB10が60,000円、1升炊きのNJ-VVB18が43,000円、5.5合炊きのNJ-VVB10が40,000円、1升炊きのNJ-VEB18が33,000円、5.5合炊きのNJ-VEB10が30,000円。