和田興産は7月9日、「コロナ禍を経たマンション事情に関する調査」の結果を発表した。調査は6月16日~19日、関東・関西在住の30~50代の男女500名を対象にWEBアンケート方式にて行われた。

  • 新型コロナウイルスの影響によって、生活にどのような変化がありましたか?

    新型コロナウイルスの影響によって、生活にどのような変化がありましたか?

新型コロナウイルスの影響によって、生活にどのような変化があったのかを聞いたところ、半数以上が「自宅で過ごす時間が増えた」(73.0%)、「衛生面に気を遣うようになった」(56.4%)、「自宅で食事することが増えた」(50.2%)と回答した。

また、外出する機会が減っているにもかかわらず、「出費が減った」(18.6%)人よりも「出費が増えた」(23.4%)という人の方が多く、特に女性は30.0%がコロナ禍によって出費が増えたことがわかった。

  • 自宅にいることで不満を感じることはありますか?

    自宅にいることで不満を感じることはありますか?

次に、「自宅にいることで不満を感じることはありますか?」と質問したところ、約6割が「ある(何度もある+ある)」と回答。どのような不満かを聞くと、『外出が抑制されていることへの不満』が71.9%と突出して高く、具体的には「運動量が減り体重が増えた」「外食も飲みにも行けなかった」「自粛している人としていない人との差」に不満の声が。

次に多かった不満は、「一人の時間が極端に減った」「家で仕事をすることに家族が共感してもらえない」といった『人間関係』に関することや、「騒音」「タバコの煙の自宅への流れ込み」など『自宅の周辺環境』で、いずれも24.7%という結果に。また、『自宅の住戸/共用部分』(23.3%)に不満を抱いている人も多く、具体的には「部屋数の少なさ・狭さ」「テレワークに適切な部屋がない」ことに不満を抱いていることがわかった。

  • 自宅でリモート会議をする場所

    自宅でリモート会議をする場所

また、自宅でリモート会議をする機会が増えたことから、自宅のどこでリモート会議をしているのか教えてもらったところ、6割超が「リビング」(64.0%)と回答。寝室や書斎などを含む「洋室」は28.2%、「ダイニング」は12.2%にとどまった。