WEBが自分から情報を取りに行く「プル型」だとすると、アプリ側の判断で情報を送信してくる通知は「プッシュ型」といえます。最新ニュースやイベントのお知らせなど通知によるタイムリーな情報提供は、つねにインターネット接続しているスマートフォンらしい利便性の高い機能といえるのではないでしょうか。SNSのように、通知がなければ成り立たないアプリ/サービスすら存在します。
しかし、そんな通知の特性が悪い方向に働くことも。受信者の状況を考えず、いきなり情報を送信してくるため、ほかの人に見られてはマズい内容の通知が表示されてしまうことも少なくありません。とはいえ、通知を完全に止めるわけにもいきませんよね。
そんなときは、まず「ロック画面に通知を表示しない」ことを検討してみましょう。うっかり画面を上にしてスマートフォンを置いていても、届いた通知を誰かが見てしまう危険はなくなります。ロックを解除しているとき/スマートフォンを操作しているときには変わらず表示されるため、通知の利便性が完全に損なわれるわけではありません。
見られたくない通知がSNSやメール限定という場合には、「プライベートな通知内容を表示しない」という選択肢もあります。SNSのメッセージが到着した場合は、通知は表示されるものの送信者名と内容が非表示のため、誰かに見られて困ることはありません。メール(Gmail)も「1件の新着メール」と表示されるだけですから、プライバシーは保てます。
これらの設定を行う場合は、「設定」→「アプリと通知」→「通知の設定」の順に画面を開き、「通知内容の表示」をタップします(端末とAndroid OSのバージョンの違いにより項目名が異なることもあります)。アプリ1つ1つの設定を見直す方法よりかんたんに通知の表示をコントロールできますよ。