アドビと富士ゼロックスは7月8日、電子サイン市場で連携を強化し、電子サインビジネスの成長を加速すると発表した。
これに伴い、富士ゼロックスはドキュメントハンドリングソフト「DocuWorks」と電子サインサービス「Adobe Sign」を連携したサービス「オフィスあんしん クラウドコネクター for Adobe Sign」を販売する。
同サービスは契約業務で発生する紙帳票の電子化により、従来の契約書作成・回付・承認フローは変えずに一連の業務をPC上で完結できるサービス。社内外のどこからでも利用可能なサービスであり、テレワーク環境下での契約業務プロセスの効率化を支援する。
同サービスでは、「DocuWorks」の電子印鑑・トレイ機能と「Adobe Sign」の電子サインサービスにより、社内での契約書の作成・回付・承認から社外との合意取り交わしまでをDocuWorks Desk上でシームレスに実現する。
さらに、契約書の格納先として富士ゼロックスのクラウドストレージサービス「Working Folder」を利用すれば、契約業務に関連する電子文書を一元管理することができるため、社内外問わずにいつでもどこでも関連文書の閲覧・共有が可能。
富士ゼロックスの試算によると、同サービスを導入すると契約書の印刷や郵送、ファイリングといった処理が不要となることから、数日から2週間程度かかっていた従来の契約業務のリードタイムを最大約80%短縮することが可能になるという。また、契約に関わるすべての業務を電子化することにより、印刷費や郵送費などのコストを最大約40%削減できるという。