ソニーは7月8日、ミラーレス「α」用の超広角ズームレンズ「FE 12-24mm F2.8 GM」(SEL1224GM)を発表した。高画質レンズのG Masterシリーズに属するフルサイズ対応レンズで、ズーム全域で開放F値2.8通しのレンズでは世界最広角の12mmを達成した。重量は約847gと、このスペックのレンズとしては大幅な小型軽量化も図った。建築物や星景、風景などをより高画質で撮影したい人に売り込む。希望小売価格は380,920円で、発売日は8月7日。
αレンズでは史上最大径の前玉(最前面レンズ)を含む、3枚の超高度非球面XAレンズや1枚の非球面レンズ1枚を採用し、超広角ながら画質を劣化させる諸収差を徹底的に抑え、高い解像力に仕上げた高性能レンズ。美しいボケの表現も可能にした。
オートフォーカス性能も重視した。カメラの性能向上を見込んで、XDリニアモーターを4基搭載。動きの激しい被写体もしっかりピントを合わせて撮れるようにした。
レンズは防塵防滴仕様で、防塵防滴構造のボディと組み合わせれば雨の中でも撮影できる。レンズの最前面には、汚れの付着を防止するフッ素コーティングを施した。レンズマウント側には、市販のシートタイプのフィルターが装着可能なリヤフィルターホルダーを搭載する。
おもなスペックは以下の通り。
- レンズ構成:14群17枚
- 最短撮影距離:0.28m
- 手ぶれ補正機構:なし
- フード:固定式
- 大きさ:最大径97.6×長さ137mm
- 質量:約847g