米Logitechは7月7日 (現地時間)、Mac向けに最適化したMXシリーズのキーボード「MX Master 3 for Mac」とマウス「MX Keys for Mac」、Bluetoothキーボード「K380 for Mac」を発表した。MX Master 3とMX Keysはグローバル規模で販売を開始。K380は米国およびカナダでの提供になる。
通常版のMX Master 3とMX KeysはWindowsとMacの両方をサポートしており、最大3台のデバイスとの接続を切り替えられ、MacとWindowsで同じキーボードやマウスを共有可能。Mac専用として使うこともできる。Mac版の違いは、スペースグレイのMacにマッチするカラーを採用。サポートするOSは、macOSとiPadOS/iOSのみ。MX KeysのキーはMac用のレイアウトになっていて、通常版とfnキーの位置などが異なる。MX Master 3はユーティリティがmacOSの各種機能向けにカスタマイズされているほか、Adobe PhotoshopやPremiere Pro、Microsoft のWord/ Excel/ PowerPointといったMacユーザーがよく利用するサードパーティのソフトについてもMac用の設定が最初から定義されている。また、通常版の充電用のケーブルがUSB-A to USB-Cであるのに対して、Mac版にはUSB-C to USB-Cケーブルが付属する。
同じネットワーク内にある複数のデバイスの接続をスムースに切り替えられる「Flow」に対応、同機能は複数のパソコン間のファイルの転送もサポートしている。
MX Master 3とMX Keysは昨年9月の登場以来、好調な売り上げを続けるヒット製品になっている。MX Master 3は前世代からホイールのスクロール機構を刷新。新しいMagSpeed Electromagnetic機構は、高精度なスクロールから抵抗のない高速スクロールまでスピンに合わせてダイナミックに抵抗を調整し、あらゆる作業シーンにおいて2つのスクロールモードを活かした快適なスクロールを可能にする。MX Keysはスリムかつ剛性に優れたデザイン、しっかりとした打鍵感とスムースなキー操作を実現するPerfectStrokeキーシステムとの組み合わせで、作業に集中できる快適なタイピングを実現する。
K380は、パソコンやタブレット、スマートフォンなど複数のデバイスを切り替えて使用するスタイルを想定した廉価帯のキーボードだ。軽量で持ち運びやすいポータブル・デザインを採用。入力しやすさとのバランスの考慮したキーレイアウトになっており、Mac版はMac用にカスタマイズされている。カラーはローズとオフホワイトの2色。