NEC、最上位でRyzen 7 Extreme Editionを搭載した新15.6型ノートPC

NECパーソナルコンピュータは7月8日、デザインと性能を強化した個人向け15.6型ノートPCの新シリーズ「LAVIE N15」（エヌイチゴー）シリーズを発表した。

ラインナップは全6モデル。Ryzen 7 Extreme Editionを採用した最上位モデル「N1585/AAL」、第10世代Intel Core i7搭載の「N1575/A」、Ryzen 7 4700U搭載の「N1565/A」、Ryzen 3 3250U搭載の「N1535/A」、Athron Silver 3050U搭載の「N1515/A」および「N1510/AAW」という構成だ。

いずれも7月16日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は最上位モデル「N1585/AAL」が税別204,800円前後、最小構成モデル「N1510/AAW」が税別100,800円前後（記事下部の表に詳細）。

• LAVIE N15 N1585/AAL

これまで、15.6型ノートPCシリーズとして展開してきた「LAVIE Note Standard」シリーズが、命名ルールも変わった新シリーズ「LAVIE N15」として登場した。

「LAVIE N15」のNはノートPCを、15は画面サイズを示す。また、個別の製品名では、例えば「N1575/A」の場合、N15がシリーズ名、75がグレード（数が大きいほうが高性能）、Aが世代を表している。命名ルールの変更は、従来長い名称だったことや、構成が複雑化したことなどから、よりシンプルな形にしたという。

「LAVIE N15」の性能面での大きな特徴は、最上位モデル「N1585/AAL」でRyzen 7 Extreme Editionを採用するなど、「N1575/A」を除く全ラインナップでAMD Ryzen / Athronプロセッサを採用した点。

従来モデルからコア数が強化され、マルチタスク処理性能が上がったほか、グラフィック性能も向上。特に最上位モデルで採用されたRyzen 7 Extreme Editionは8コア16スレッド（基本クロック1.8GHz、最大ブースト・クロック4.2GHz）で高性能ながら低消費電力という特徴があるといい、負荷の低いeSportsゲームのプレイも見込めるという。

筐体デザインは従来から大きくは変わらないが、兄弟シリーズの「LAVIE VEGA」や「LAVIE Pro Mobile」と共通のデザインで、フラットな天板の中央にLAVIEロゴがデザインされている。ヒンジ部は従来よりヒンジが目立たず、PCを開いたときに本体が浮き上がるドロップダウンヒンジを取り入れた。また、横長の電源ボタンと、ソフトウェアを起動するソフトボタンをキーボード面右上に配置した。

• LAVIE N15 N1575/A ネイビーブルー

• LAVIE N15 N1575/A カームレッド

• LAVIE N15 N1575/A パールホワイト

キーボードはテンキー搭載の日本語配列で、キーピッチが19mm、ストロークが1.7mm。キートップの中央にへこみを持たせ指馴染みをよくするシリンドリカル形状となっている。また、従来より静音性を高め、耳障りとされる2KHz以上の高音域で、打鍵の騒音を低減した。

機能面では、テレワークなどのオンライン会議時に、音の広がりを1人、または多人数のどちらかに最適化できる「ミーティング機能」をサポートした「ヤマハ AudioEngine」を全モデルに搭載。上位のN1585/AおよびN1575/Aではサウンドに最適なスピーカーポジションを共同開発し、ヤマハサウンド（Sound by YAMAHA）に対応した。周囲のノイズを抑え、自分の声を聞こえやすくするノイズサプレッサ、部屋の残響を抑えて話し声を聞き取りやすくするルームエコー抑制機能も搭載する。

また、テレスクール向け用途も意識し、子供向けのサポート機能や設定手順などをまとめた「あんしん設定ガイド」、子供向けWebサービスを登録・管理できる「キッズメニュー」、プログラミング入門ソフト「Scratch」を試せるガイドなども用意されている。

LAVIE N15のラインナップ