キヤノンマーケティングジャパンは7月8日、2019年7月にクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で1億6,478万円を調達した、BoCoの完全ワイヤレス骨伝導イヤホン「PEACE TW-1」の一般販売を発表した。量販店などで取り扱い、7月30日に発売する。価格は税別19,800円。

  • PEACE TW-1

耳を塞がず音楽を楽しめる、完全ワイヤレスの骨伝導イヤホン。通勤・通学時やランニング時、テレワーク時などで使う「ながら聞き」に適しており、車内アナウンスや車のエンジン音、家庭内での音といった環境音を取りこぼさず、イヤホンからの再生音もクリアに聞き取れる。

通常のイヤホンは鼓膜を通して音を伝えるが、骨伝導イヤホンは骨を振動させて聴覚神経に音を伝える仕組み。今回一般販売するPEACE TW-1は、BoCoの特許技術による高性能振動デバイス(earsopen骨伝導デバイス)を内蔵し、耳の骨を前後からはさむイヤカフ構造で音を届ける。耳をはさむアーム部分は10,000回の装着試験を実施したという。

  • PEACE TW-1と専用の充電ケース(ホワイトモデル)。最初にペアリング設定を済ませれば、クレードルからイヤホンを取り出すと自動でデバイスに接続される。ケースにイヤホンを入れる際はマグネットで吸着。音漏れはBoCoの従来モデル「BT-5」と比べ50%ほど低減したとのこと

運動時や突然の雨など屋外でのスポーツシーンでも使えるよう、IPX7等級の防水設計を採用。また、イヤホンにはマイクも備え、スマートフォンとBluetooth接続することでハンズフリー通話が行える。イヤホン底面にはボタンを搭載し、曲の再生 / 停止、曲送り / 戻し、音量調整といった操作が可能だ。なお、スマートフォン用アプリの提供はない。

片耳のイヤホンサイズはW32×D27×H30mm、重さは約9g(両耳計18g)。インタフェースはBluetooth 5.0で、プロファイル/コーデックはA2DP、AVRCP、HSP、HFP、SPP/SBCに対応する。周波数特性は4Hz~40,000Hz。連続再生時間は約5時間(BoCo社測定基準による)。充電時間は約1.5時間。

充電ケースのサイズはW70×D36×H43mm、重さは約43g。充電インタフェースはUSB Type-Cで、充電時間は約2時間。カラーはブラック、ホワイトの2色。

  • 右耳側のイヤホン。マットな白で滑らかな触り心地だ

  • 黒い振動板部分を耳の穴に当てるようにして装着する

  • 装着時はアームを指で軽く押し広げて耳をはさみこむ

  • 充電ケースにイヤホンを戻すと、イヤホンは充電中を示す赤ランプ、充電ケースは給電中を示す青ランプ(点滅)となる。なお、充電ケース自体を充電しているときは赤ランプ(点滅)、充電ケース自体の充電が終了したときは赤ランプ(点灯)となる

  • PEACE TW-1 ブラックモデル

  • 装着イメージ